2009年 09月 22日
上洛
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帰ってきました。本当は2週間の予定だった筈が、ずるずると延びて、月末まで居てくれというのはさすがに断って、3週間程いました。

結論から言うと、今回のオープンデスク、本当に有意義でした。
京大出身の人が担当している、最近プロポーザルで勝った新潟の劇場プロジェクトの下に就いて、色々作業していて、最初は模型をぽこぽこ作っていたのですが、新居さんに「好きにやっていいよ」と言われ、持ってきていたMacをおもむろに取り出して頼まれもしないのにMaxでモデリングして内部空間の形成ルールの提案とか、本当に好き勝手やっていました。
途中でフルブライトでUCLA行って帰ってきた人が事務所に来て、色々話を聞けたのも非常によかった。フルブライトの二次面接に建築関係者がいないこと、GREは殆ど選考に関係ないこと、HarvardにはTOEFLのスコアが1点足りないだけでも落とされること、を知れたお陰で、これからの戦略の立て方に方向性が出てきました。

新居千秋といっても、ほとんど周りの人は知らないのですが(かくいう自分も去年のパーティーで本人に話掛けられなかったら知らなかった)、最近になってリアスホールをはじめ国内のホール付き複合施設などのプロポーザルに勝ち続けていて、その勝率7割というとんでもない事務所です。事務所にはrhinocerosを導入して秋田で着工した複合施設ではバキバキに壁が折れ曲がった内部空間を作っていたりと、リアスホール以降アルゴリズムでの設計にシフトしつつあるようで、伊東豊雄がメディアテークで作風を大きく変えて世界的建築家の地位に登りつめたように、今後建築界をリードする存在になる可能性を秘めているように思います。

本人はアルゴリズムを用いての設計手法に対しても現在の潮流とは違った考えを持っていて、伊東豊雄とか平田晃久が「アルゴリズムで生成された空間に機能をあてはめてゆく」のに対して、本人がルイスカーンの弟子ということもあってか、「まずルームありきで機能的に平面を形成してゆき、そこからアルゴリズムを導入することによって新たな空間を生み出す」という考えを主張していました。
これに全面的に賛成できるかどうかは微妙ですが、ともかくイマとは違うパラダイムが生まれる可能性があることは確かだと思います。

自分の将来にも多かれ少なかれ影響のある経験ができた3週間でした。


この間受けたTOEFLの結果が返ってきました。
Reading 29 Listening 28 Speaking 22 Writing 20 でTotal 99でした。
あともうちょっとで不安のないレベルに達せそうです。
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by hirano-eureka | 2009-09-22 18:31 | 最近の行動


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