2014年 02月 18日
ふたたびのニューヨーク
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ニューヨークを引き上げて日本に帰ってきたのがちょうど一年前のこの時期でした。それから一年経って、不思議なことに今またニューヨークに戻ってきています。

実は研究の助成金を獲得したので、それの調査のために来ているのです。
この研究、「建築における出版の意義、可能性の研究」をテーマに、海外の建築理論・批評誌を調査するという内容で、当初は世界中色々な地域をまわる予定だったのですが、あまりお金を貰えなかったので今回は寒波の影響で航空券が底値をついているニューヨークに絞って調査をすることになった訳です。20年ぶりの大寒波とだけあって航空券、ホテルともに普通ではあり得ないくらい安くはなっていたのですが、以外に寒くはなくホッとしています。
一週間かけてニューヨークを拠点に出版をしている大小いくつかの建築理論・批評誌の編集者と、教育機関の学部長にアポをとってインタビューをおこなう予定です。プリンストンにも戻って、自分が卒業して直後にDeanに着任したAlejandro Zaera Poloにもインタビューしてきます。

今回のリサーチにはきっかけがあります。現在東大の建築から建築理論・批評をテーマとした季刊誌を出そうという計画が進行中で、これは元を辿れば昨年自分がまだNYの事務所にいたときにジェシーが小渕さんと打合せで「日本には以前は建築文化とかSDのような雑誌があったのになくなってしまって、それをなんとかできないだろうか」と言っていたのが事の始まりなのですが、実際に出版を始めるにあたってどのような方向性でやるのかを見極めるためにも他の事例を調査しようということになったのです。

広義には「建築とメディアの関係性の研究」といえると思うのですが、これは偶然にも自分が博士に入る時になかばでっち上げたテーマと字面が一致するのです。当時は「メディア」を建築に投影された映像として、それがどのように建築の形態への影響を与えるのかということを念頭に「建築とメディアの関係性」というキーワードを使っていて、今回の意味とはズレているのですが、何かうまく両者を接続することは出来ないかと考えています。このテーマについて、また偶然にもプリンストンのBeatriz Colominaが「マスメディアと近代建築」や「Clip Stamp Fold」などで取り扱っていたりと、不思議に繋がっていたり。

インタビューを英語はおろか、日本語でもやったことがないんで不安でいっぱいではありますが、何事も経験が大事、色々挑戦してきたいと思います。
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by hirano-eureka | 2014-02-18 11:17 | 最近の行動


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