カテゴリ:建築チクチク( 138 )

2013年 11月 02日
New Rochelle Waterfront Gateway Design Competition Entry "Echoing Plateau"
e0001534_12363496.jpg


New Rochelle Waterfront Gateway Design Competition, hosted by the city of New Rochelle, seeks creative design of the area consists of several land parcels on Echo bay.
Our entry was one of four projects selected for the second stage, however we declined from the competition because we couldn’t find and weren't offered any developers to team up with altough the competition organizer told us that they would provide a list of possible developers after the first stage.
Following is the design brief of our proposal:
e0001534_12425713.jpg

The main issue of the competition was how to deal with the existing armory building built in 1931. There has been a great amount of concern among people in the city of New Rochelle that the armory would be demolished due to a development of this area. According to an existing schematic plan for this area by a developer of a land parcel next to the competition site, the armory is almost treated as a nuisance, underutilized, and a car parking area placed between the armory and the shore completely disconnects the relationship between the bay and the urban fabric.
e0001534_12431496.jpg

Our proposal “Echoing Plateau” focuses on how to re-connect the sea shore environment of the site to the urban fabric, not by demolishing the armory but using it as a catalyst. Being respectful to its historical and social importance of the Armory, the design of exterior facade of the building will be restored to its original state while the interior space will be renovated as a center for arts which will be used for various cultural activities such as art performances and social gatherings. “Echoing Plaza”, a slab extending from Armory towards the bay provides a space for outdoor events, viewing point and an access to the boardwalk which extends and connects the adjacent sites. “Echoing Plaza" enables to place car parking space underneath without disturbing the view towards the bay and with minimizing an amount of excavation by taking advantage of the sloping landscape.
e0001534_12432962.jpg
e0001534_12433936.jpg

e0001534_12434952.jpg

e0001534_12441734.jpg

[PR]

by hirano-eureka | 2013-11-02 12:47 | 建築チクチク
2013年 09月 05日
Reflection, Refraction
e0001534_21321725.jpg
e0001534_21323339.jpg
e0001534_2132494.jpg

[PR]

by hirano-eureka | 2013-09-05 21:32 | 建築チクチク
2013年 03月 28日
高松伸研究室展覧会"ORIGIN"
e0001534_816782.jpg
e0001534_8162646.jpg
e0001534_8163228.jpg
始まりました。会期は今月31日迄。
自分もThesis Projectを模型とポートフォリオと併せて展示しています。この作品を公の場に出すのもおそらくこれで最後。
[PR]

by hirano-eureka | 2013-03-28 08:18 | 建築チクチク
2013年 03月 25日
高松先生退官記念講演会、展覧会
e0001534_8573550.jpg
京大で長年お世話になった高松先生が今年度をもって退官します。
自分にとっては建築のケの字も分からない一回生の頃から、時に(いや、ほとんど)厳しく、そして(たまに)優しくご指導して頂き、自分の建築に対する思いの核となる部分の形成に多大なる影響を与えた恩師。京都を離れ、留学、海外での生活を経た今でも、師からの教えは自分の思想の基礎として残りつづけています。

その高松先生の16年に渡る京大での指導の総括として、講演会と展覧会が開催されます。
以下詳細を。

高松伸教授記念講演会
日時 : 2013年3月26日(火) PM5:30 -
会場 : 京都ホテルオークラ3F「翠雲」(大江能楽堂から急遽変更されました。ご注意ください)

京都大学高松伸研究室作品展「ORIGIN」
会期 : 2013年3月26日(火) - 3月31日(日)
開場時間 : AM11:00-PM5:00
会場 : 京都文化博物館別館

いずれも入場無料、予約不要です。
また、高松先生の投げかけた「建築の根源とはなにか?」という問いに、研究室出身者がそれぞれの思想をもって答えるような形でまとめられた書籍「建築のORIGIN」も退官に併せて発行されます。

是非。
[PR]

by hirano-eureka | 2013-03-25 09:07 | 建築チクチク
2013年 02月 23日
建築の自律性は可能か
e0001534_18381841.jpg
先日、ギャラリー間で開催されている「ここに、建築は、可能か」を見てきました。
展覧会自体についてはさておき、最終的に出来上がった「みんなの家」を見て思った事に焦点をしぼって書こうと思います。

数人の建築家達と伊藤豊雄が集まって設計したということですが、よくも悪くも、伊藤豊雄が全てを持っていったような作品に見えました。というのは「みんなの家」が、「メゾン・ドミノ」から「せんだいメディアテーク」に引かれた線の延長上にあるように思えたからです。
e0001534_18384981.jpg
「メディアテーク」はコルビュジエの「メゾン・ドミノ」に対する批評的プロジェクトとして一般的に位置づけられていると思います。つまり、「ドミノ」で単なる構造として存在していた柱が、中空のチューブになり、その中に設備や動線などの機能を包含し、またチューブも径が一定の単純な円柱ではなく緩やかにサイズが変わる事で、「ドミノ」では柱は細く、どのフロアにおいても同じ位置を保ちフロアごとの差異を消去した均質な空間を指向しているのに対して、各フロアにおいてムラのある不均質な空間を生み出している訳です。

で、次に「メディアテーク」と「みんなの家」を見比べてみると、非常にその構成が似ている事に気づかされます。
「メディアテーク」の林立するチューブと、「みんなの家」での同様に林立する丸太。両者とも「柱」が主題になっている事が分かります。ただ、「メディアテーク」における「柱」、つまりチューブは具体的な機能を包含する存在として位置づけられていたのに対し、「みんなの家」でのそれにあたる丸太は、中になんの機能も包含していないのです。
「みんなの家」の丸太は津波による塩害を受けたものであるそうです。つまりチューブのような具体的機能のかわりに、丸太にはそういった象徴機能が包含されていると言えるでしょう。また、丸太自体は皮を剥いだだけで製材せず、実際に構造として機能している部分を非構造部分が包み隠す形になっている点で、チューブを構成していた丸鋼が、構造強度を純粋に表していたのと対照的です。

こうしてみていると、なんとなくポストモダニズムの再評価として「みんなの家」は位置づけられるのではないかと、個人的には思えてきました。そういった点で、この「みんなの家」は今後の建築の流れを読み取ってゆく上で非常に重要な作品であるような気がしました。
e0001534_1839845.jpg
ただここで引っかかったのは、最終案以外の初期スタディ模型を見ると多くの物が、リテラルな「原始性」を希求していた点です。参加建築家の一人である藤本壮介が多用する「〜のような建築」(〜には雲、森などの自然に関する単語が入る)からも同様な引っかかりをいつも覚えてしまうのですが、これは、ポストモダニズムでは「歴史」が参照、記号化されてゲーム化していったのと何も変わらず、その参照元が「歴史」から「自然」などの別のキーワードにすげ替わっているだけなのではないでしょうか?
e0001534_18393389.jpg
あと、これは展覧会全体についての話になってしまうのですが、展覧会の主旨文などを読んでも「建築そのもの」についての言及はなく、むしろ「建築と社会」といったなんというか、ぼんやりしたものでオブラートに包んだような印象を受けました。これは自分がネット上で読んだ幾つかのレビューでもそう、またさらに言えば日本の建築界における議論もで、なにか建築そのものについての議論を避けているような雰囲気があります。おそらく建築の自律性というものを信じなくなってきているという状況が背景にあるのだと思いますが、それを信じたいと常々考えている自分としては非常に歯がゆいところです。
[PR]

by hirano-eureka | 2013-02-23 18:41 | 建築チクチク
2012年 12月 23日
Japanese Junction 2012-2013
直前、いや開幕後の告知になってしまいましたが、海外で建築を学ぶ日本人留学生のプロジェクト展”Japanese Junction”が、今年は12月22日から東京は谷中のHAGISOで開催されています。今回も参加していまして、PrincetonでのThesisを展示しています。帰国できなかったので、搬入が困難な本模型は残念ながら展示できなかったのですが(かわりに模型写真を数枚貼っています泣)、小さめのアクリル模型と新しく描いたパース二枚を追加したパネル、ムービーを展示しています。
今年も世界各地からプロジェクトが集まっています。アメリカからはSCI-Arc一人と僕の二人で少し寂しい感じですが・・・

来週土曜日には講評会が開催されます。クリティックは以下の通り。

重松象平(OMA)
松岡 聡(Satoshi Matsuoka & Yuki Tamura)
高橋 堅(高橋堅建築設計事務所)
中田千彦(宮城大学)
松田 達(松田達建築設計事務所)
小室 舞(Herzog & de Meuron)

去年とほぼ同じ顔ぶれですが、京大で3つ上の先輩である小室さんや、松岡さん(これまた京大の先輩!)が加わり、前回とはまた違った視点からディスカッションが展開されることを期待しています。僕もスカイプ経由でニューヨークから参加します。
今年は予約制となっているらしいので、当日会場で講評会を聞きたいという方はwebsiteから予約が必要です。まだ空きがあるそうなので、是非。一人1000円と値が張りますが、この展覧会は資金サポートしてくれるスポンサーがつかず、基本的に各出展者持ち出しでやっているので、ご理解よろしくお願いします。僕も今月は出力費、郵送費でJJ貧乏です笑。

前回の会場だった吉岡ライブラリーは新建築社社屋の取り壊しで無くなってしまった事もあり(これについてはライブラリーに収蔵されていた貴重な書籍も全て処分されたという信じがたい噂も広まっていますが・・・)、今年はHAGISOという木造築50年のもともとは芸大生のための下宿だったのを、展示や各種イベントの会場として使える文化施設としてコンバージョンしたものが会場になっています。なので、古色を帯びた柱梁がむき出しになっていたりと、白で統一された吉岡ライブラリーのクリーンな空間でのオーソドックスな展示とはまた違った面白さが出ているのではないかな、と想像しています。

とまれ、今年は28日まで、来年は1月4日~20日(毎週火曜は休み)と前回よりも長い会期で開催されていますので、是非会場に足を運んで頂ければ。
[PR]

by hirano-eureka | 2012-12-23 00:33 | 建築チクチク
2012年 02月 05日
2011 Fall Thesis Final Review
e0001534_6554660.jpg

先日、ThesisのFinal Reviewがありました。

今セメスタのテーマは”Useless”。Fallセメスタは1.5年コースの学生のみがThesisをするので、合計8人と少なかったのですが(春セメスタは3年と2年コース両方がThesisをするので、15人程)、それぞれキーワードの捉え方は多種多様で、都市的な提案、オフィス、形態の提案と色々ありました。
こちらでも日本の大学の卒計と同様に、後輩や、はたまたOBも仕事放り出して(!)模型や図面を手伝う慣習があります。僕はHaniスタジオの時の相方を手伝いました。

彼は普段から船舶の古い資料を図書館から引っ張りだしてきては読んだり、図面からRhinoでモデリングしたりと超のつく船舶オタクで、さらにアドヴァイザーはJesseということもあり(Jesse自身も第二次世界大戦期の戦闘機オタク)趣味全開のものを作っていました。
e0001534_6561734.jpg

e0001534_6561812.jpg


彼のプロジェクト、コルビュジエが船や車からインスピレーションを受けて主に住宅作品を設計したが、そのときに着目されたのはそれらのもつ機能性のみで、船や車の持つ形態は建築にとっては無意味(Useless)として無視されたが、その無意味な(Uselessな)形態のみを船舶から抽出して、そこに建築的なファンクションを無理矢理嵌め込むとどうなるか、というある種の実験。具体的には船舶の船底から形態スタディを続けて流線型のオブジェクトをまず作り(これはGottfried SemperがSlingの形態を流体力学から割り出すのに没頭していたのを思い起こさせる)、そこに住宅の機能を当てはめるのですが、そのオブジェクトはクレーンで吊るされていて回転出来るようになっていたり、なんだかよくわからない事になっています。
e0001534_6561657.jpg

e0001534_6572640.jpg


ReviewではSylvia Lavinが(住宅が)回転するシナリオが分からないと口火を切ってから、そもそもなぜ船なのか?など基本的に集中砲火を浴びていたのですが、確かにどの批判も至極真っ当笑。ただ個人的にはコンセプトの強度うんぬんよりも、個人のobsessionがここまで凝縮されたプロジェクトが出来たという点で非常に良いと思いました。

その他のプロジェクトのレビュー風景を以下にざっと。
e0001534_6581929.jpg

e0001534_6583529.jpg

e0001534_658535.jpg

e0001534_659826.jpg

e0001534_6592657.jpg

e0001534_659445.jpg

個人的に気になったのは殆どどのプロジェクトも「設計」が出来ていない事。コンセプトの組み立てまではしっかりされていても、その後の具体的なDimensionが入った設計は殆どされず、何となくの雰囲気だけが伝わってくるボヤっとしたパースかアクソメがあるだけのケースが非常に多かったです。さらに審査員からもまったくそれについての指摘はなく、ひたすらコンセプトの強度についての議論しか行われていませんでした。もちろん、構造がどうなっているだの、ディテールが・・・という議論をすべきとは思いませんが、なんというか、出来た「モノ」自体にたいする扱いの低さには違和感を感じてしまいます。
[PR]

by hirano-eureka | 2012-02-05 07:00 | 建築チクチク
2012年 01月 14日
JJ Portfolio
e0001534_9425725.jpg
Japanese Junction展は13日をもって終了しました。僕はオープニングにしか行けなかったのですが、twitterなどからの情報を見ている限りではお客さんの入りも上々のようで、安心しました。個人的には京都では何度か研究室の展覧会で作品を展示する機会があったのですが、東京で自分の作品を展示できるというのはまたそれとは違った感慨があります。オーガナイズしてくださった留目さん坂本さんに感謝してもしきれません。

さて、会期が終了したので展示していたポートフォリオのデータをissuuにアップロードしました。
以下のアドレスからご覧頂けます。
http://issuu.com/artitec/docs/jj_portfolio
時間不足や、ポートフォリオ作成に慣れすぎたということもあり若干レイアウト、ページのシークエンスがマンネリ化してしまった感が個人的にはあるのですが、どうでしょうか。

また、今回は展覧会のスポンサーであるGraphisoft社から協力いただいて、BIMxというipadで3Dモデルをウォークスルーできるアプリケーションに自分のプロジェクトのモデルを出力し、プレゼンパネル、模型に加えて会場に設置したipadでもプロジェクトを3次元的に見る事ができるようにしていました。
BIMxモデルも以下にアップロードしたので、ipadを持っている方は是非BIMxをipadにインストールしてモデルの中を歩き回ってみてください。
モデル:http://www.megaupload.com/?d=R5QBNZRU
BIMx公式サイトはこちら:http://www.graphisoft.co.jp/products/bim-explorer/
[PR]

by hirano-eureka | 2012-01-14 09:43 | 建築チクチク
2011年 11月 29日
Japanese Junction展
e0001534_595610.jpg
Thanksgiving breakも終わり、スタジオも提出2週間前になっていよいよ慌しくなってきました。

さて、今回は展覧会の案内です。年末から年始にかけて海外で建築を学ぶ学生による展覧会「Japanese Junction」が開催されます。以下に詳細をば


会期:
2011年12/27(14:00~18:00)、2012年1/5~1/6・1/10~1/13(13:30~19:00)
12月27日はオープニングイベント開催

オープニングイベントゲスト:
柳澤潤
(コンテンポラリーズ)
重松象平
(OMA)
高橋堅
(高橋堅建築設計事務所)
中田千彦
(宮城大学)
松田達
(松田達建築設計事務所)

会場:
吉岡ライブラリー
東京都文京区湯島2-31-2 新建築社1F
www.yoshiokabunko.or.jp
twitter: @JPNJUNCTION

共催: Japanese Junction実行委員会、財団法人吉岡育英会


とにかくオープニングイベントのゲストが豪華。
ヨーロッパからアメリカ、さらにはオーストラリアまで、世界各国の大学のプロジェクトが集まる予定です。世界各地のプロジェクトが一同に会する機会というのはほとんどありません。数年前に東大で開催されたIAESでも各国の大学のスタジオ作品のパネル展示はありましたが、どちらかというと各校がそれぞれの活動を大まかに紹介するようなもので、いまひとつ迫力に欠けるものでした。それに対し今回は個人が自分のプロジェクトをもって表現するので、各人のプロジェクトにおける苦闘、思想により肉迫することが出来、そこから各大学のリアルな雰囲気を感じ取ることができるようなものになるのではないでしょうか。

僕もJesse Reiser Studioのプロジェクトを出展します。あと27日のオープニングイベントにも参加します。

あと、模型やパネルなどを世界各地から発送することもあり、展覧会自体は結構予算的に厳しい状況のようです。そこで現在「Ready for?」というサービスを通じて一口3000円からの寄付を募っています。詳細はこちらから。協賛いただいた方には今回展覧会に併せて発行されるマガジンが進呈されるのと、会場に掲示される協賛者リストに名前が掲載されるとのことです。雑誌は間接的、断片的にしかまだ内容を知らないのですが、ジェシーのオフィスにインタビューがあったりと、留学を考えている人にとってかなり貴重な情報源になるのではないかなと思います。
是非、会場に来ていただいて、あと協賛もお願いします。

会期が変更されました。一月に来場を予定されている方はご注意願います

[PR]

by hirano-eureka | 2011-11-29 15:21 | 建築チクチク
2011年 11月 22日
2011 Fall Studio Report 01
e0001534_931641.jpg

今セメスターは、LTL ArchitectsのPaul Lewisスタジオを取っています。
スタジオはIntegrated Building Studioと呼ばれるもので、2年コースの学生は必修のスタジオです。普通のスタジオと何が違うかというと、Integrated Buildingということで環境、構造のアドバイザーが付いて(環境はARUPの設備環境部門のチーフのMahadev Rahman、構造はスティーブンホールの構造担当を多く受け持ってるNat Oppenheimer)それらの面からも設計を検討してディテールまで設計をするので、他のスタジオに比べ非常にプラグマティックであるといえます。
毎年マンハッタンを敷地に比較的小規模なプログラムの課題が与えられるのですが、今年はバッテリーパークとWTCの間の幅20m、長さ170m程のかなり細長い敷地にバイクセンターを作るというもの。趣旨としては、ニューヨーク市が渋滞の緩和、エコの為に自転車の普及に取り組んでいて、自転車専用レーンの整備を行っているらしく、そこに中心的な施設を作れないかといった感じ。現に敷地は南北に伸びる自転車レーンに隣接していて、レーン自体はバッテリーパークで止まるので、バイクセンターの敷地としてのポテンシャルは高いですね。
要求されている機能は、250台分の駐輪場、60台分のレンタルサイクルセンター、リテール、カフェ、シャワールーム、オフィスといった具合で、合計13000sqft程度の規模。あと、流行のサステナビリティも一つのテーマになっています。
今回は二人一組でチームを組む事になっていて、僕はアメリカ人と一緒に設計をしています。

Site_strategy
基本的なコンセプトとしては、自転車レーンと遊歩道が特に関係することなく並木で隔たれて平行している現状を、自転車レーンを立体的に遊歩道や要求プログラムと編むといった感じです。今回のスタジオは最初の1週間で大まかなデザインを決めてその後はどんどん詳細をつめてゆくというプロセスです。なのでコンセプトでうんうん悩んでいる暇もなく、とりあえずえいやと方向性は恣意的に決めてしまって、そこからディテールまで突き詰めていって、そこでディテールからコンセプトにフィードバックをかえして設計を進めてゆくことになります。
でもさすがにこのコンセプトはあまりにもありきたりで、いろいろスタディしてもなんとも取っ掛かりがつかめず1週間くらい悶々としていました。自転車のスロープがキーエレメントになるとはいえども、今ひとつプログラムと形態の結びつきが弱いんですね。
bike_rack
bike_rack03
diagram10
diagram11

で、なんとなく出てきたのが、立体駐車場と同じようなシステムを駐輪場に適用して、それがガラスボックスで覆われたらどうなんだろうというアイディア。自転車を縦に積むことで通常の駐輪場よりもフットプリントを抑えられ、従来の駐輪スペースは基本的に駐輪以外の機能がなくある種のデッドスペースになってしまいますが、この場合だと駐輪ボックスを中心としてカフェとかシャワーなどの機能を配置すれば常に自転車と視覚的な関係が生まれるし、またガラスボックスである点を生かして採光や煙突効果による自然換気などの環境装置としても使えるんじゃないかと。
Web
detail_axon02
pers04_summer
夏はボックスのふたがあがり、またスロープの下の引き戸が開放されることによって煙突効果で自然換気が行われる。
shower_pers
シャワールームは駐輪ボックス側が採光用に曇りガラスになっていて、自転車のシルエットが映し出される。


結果、ガラスボックスとそれに巻き付いたスロープがあって、その下にプログラムが展開されるという非常に明快な構成になりました。だいたいここまでで2週間、それからひたすら構造をどうするかや、スロープの下の空間をシャッターにするか、全面引き戸にするかなど、具体的な事柄に取り組んでいます。
perspective
鳥瞰。
pers05
バッテリーパーク側から。

ミッドタームレビューではおおむね好評価だったのですが、ただ一点、構造が基本的にRC,PCである事が議論になりました。高速道路など、車の為のインフラストラクチャのボキャブラリーではなくて、自転車の為のボキャブラリーを見つけ出すべきなのではないかと言った具合に指摘されたのですが、これは確かにそうだなと納得。
strc_pers05
ミッドターム時点での構造。基本的に場所打コンクリートにプレキャストコンクリートパネルの組み合わせで考えていました。strc_pers02
鉄骨も考えたのですが、却下。
strc_axon02
strc_axon03
strc_axon01
今は、駐輪ボックス部はコンクリートのままで(これはコンクリートの蓄熱性能が熱環境的に効果的なため)、スロープをより軽い構造にできないかという事を考えていて、現在木造で試行錯誤中。
pers13

pers11
pers12
ルーフの支持構造のスタディ。


詳細までデザインしてゆくスタジオというのは今回が初めてなのですが、ディテールレベルにまでコンセプトを行き渡らせる事(どっちの部材が勝つかなどを考えたりする)の重要性、面白さを実感しています。こういったスタジオが日本で学部の頃にあったらと思ったのですが・・・。ただその一方で、建築のディスコースのフロンティアを探っているような感覚には欠けるというのも正直な印象です。
[PR]

by hirano-eureka | 2011-11-22 09:38 | 建築チクチク