<   2010年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

2010年 11月 14日
Intense, intense...
e0001534_10392231.jpg
Fall breakがいつの間にやら終わって、またスタジオに追われ、平均睡眠時間が4時間を切る毎日です。
行きたい場所、したい事、色々あったはずなんですが、Contemporary Facade DesignのPaperに一週間のBreakほとんどを潰され叶わず、書こうと思っていたスタジオレポートも途中まででレビューまでの経過をカバーできずじまい。ただハロウィーンは先輩とNYのHalloween Paradeに行ったり、あとリンカーンセンターへバーンスタインのコンサートを聴きに行ったり(偶然UICの篠元君とばったり笑)、また初の英文paperもロジックは破綻しているものの、結構自分が学部生以来ずっとなんとなく意識している事が言語化できたという点では有意義で、結果的には充実したBreakを送れたように思います。
スタジオの方もまだ時々相方と意見が食い違ってギクシャクするときもありますが、徐々に軌道に乗ってきている感はあります。Final Reviewまで一ヶ月、毎週(しかもあえて月曜日に!)pin-upと、かなりハードですが、なんとか切り抜けていきます。
[PR]

by hirano-eureka | 2010-11-14 10:40 | 最近の行動
2010年 11月 09日
2010 Fall Studio Report 02
e0001534_2274571.jpg
MayaのBlend shapeなどの機能を使って造形するのが前回の小課題の内容でしたが、今回は古今東西の都市計画が載ったリストを与えられ、その中から各自一個都市計画を選び、具体的にその都市がどのように機能するのかをリサーチをし、リサーチ結果を前回の課題で作ったシステムに適用、発展させるというもの。
まだ、具体的な都市を計画する段階ではないものの、少しそれに向かってステップアップしたような感じです。

続き。
[PR]

by hirano-eureka | 2010-11-09 02:38 | 建築チクチク
2010年 11月 05日
Paul Rudolf: Lower Manhattan Expressway
e0001534_1215391.jpg
MOMAに続き、同時期にCooper Unionで開催されているポールルドルフの都市計画展へ。
e0001534_12155463.jpg
何も予備知識なしで行ったのですが、マンハッタンとブルックリンを結ぶManhattan BridgeとWilliamsburg Bridgeから伸びる道路を拡張しマンハッタンの東西を貫く幹線道路として、それをハウジングなどが入るメガストラクチャが跨ぐという計画で、ルドルフが1960年後半から70年初頭にかけて提案したものだそう。
e0001534_12163245.jpg
菊竹清訓のソフィテル東京にそっくり。
e0001534_1216759.jpg
橋に接近するにつれて棟がどんどん高層化していくというメガロマニアックな造形は馬鹿っぽいけれど、結構好きです。
e0001534_12164724.jpg
e0001534_1217154.jpg
模型は巨大で迫力があるし、ドローイングもルドルフ独特の一点透視図法とハッチングで丹念に描き込まれていて見応えはあったのですが(図面類はレプリカ)、なぜ今ポールルドルフを再び取り上げる意義があるのかがいまひとつ掴めず。こうして模型を見ていても、住居からガレージ、高速道路までの過程が直結されたライフスタイル、各ユニットに均等に太陽光を取り入れるシステムなど、どれも前時代的な、もはや使い古されたコンセプトしかないように思うのですが。
今は亡きヘイダックがまだ健在していたらこんな展覧会はやらないのだろうな、と思いながら会場を後にしました。
最後にムービーを。

[PR]

by hirano-eureka | 2010-11-05 12:19 | 建築チクチク
2010年 11月 05日
MOMA: SMALL SCALE BIG CHANGE
e0001534_11541889.jpg
MOMAで行われている企画展「SMALL SCALE, BIG CHANGE」に行ってきました。
これは建築単体が地域、社会の構造をどのように変容させる事ができるかというテーマの展覧会で、合計9の世界各国から集められた計画事例の紹介が主な内容。展示物としては模型、写真、図面、ビデオときわめてオーソドックスでしたが、いやはや、読み込んでゆくとこれがかなり面白い。どのプロジェクトも背後に非常に特殊な状況、しかも一見すると建築単体ではどうしようもないような問題を抱えているのですが、それに対して極めて建築的な解答がなされています。しかも中には思いもしないようなアクロバティックな方法もあって、そんな事ができるのか、と膝を打ってしまうようなものも。

個人的に良いなと思った作品を3つ以下に紹介します。

e0001534_11544469.jpg
バングラディッシュの小学校。現地の建設技術(日干しレンガ組石造?)を踏襲しつつも、基礎構造や湿気の防止のために基礎と壁体の間にプラスティックシートを敷設したりと改良を加えながら作られたそうです。こういったローコスト建築は空間的にはちょっと・・・となっている場合が殆どですが、これは空間にも非常に面白くて、各教室の脇に胎内空間のような、何とも不思議な児童の遊び場が付随していたり、全体的な佇まいも良い。
e0001534_1155367.jpg
図面も何とも言えない味わい。
あと、これ設計者はオーストリア人の女性なんですが、これは彼女の修士設計らしいです。卒業後、実際にバングラディッシュのNGOに提案して、自ら建設資金を募り、実現したものとのこと。凄い・・・たしかArchiprixで見たような気がするんですが、どうだったかな・・・そういった背景もあってか、この小学校が建てられた地域では人々の建築に対する関心が高まり、また周辺地域の建築の一つのスタンダードとなっているとのこと。

e0001534_11552264.jpg
こちらはベネズエラのスラム化したエリアにロープーウェーを通すという、話だけでは荒唐無稽なプロジェクト。
e0001534_1155453.jpg
このスラムは山の急な傾斜に張り付くように形成されていて、住民達は ある都心部へロープーウェーを設置することで、スラムから容易に都心へアクセスする事が可能とし、より多くの住民達が都心部で職を得る事ができるようになり、最終的にはスラム全体の治安問題や貧困の解決に繋がるというもの。
またそれぞれの駅にはスポーツセンターなどのプログラムが付随し、コミュニティセンターとしての機能も果たしています。日本で「コミュニティセンター」というとなんか嘘っぽさが漂ってきますが、このような地域だと説得力がありますね。
e0001534_1156191.jpg
個人的にはこのプロジェクトが今回展示されていた中では一番感心しました。プレゼンも非常に明快でうまい。

e0001534_11561899.jpg
これはロサンゼルスのダウンタウン近郊の貧困層の居住エリアに、芸術に触れる機会のない貧困層の人々がアートに触れられる施設を作るというプロジェクト。
設計はフランクゲーリーの元パートナーらしいです。確かに、言われてみれば造形が似ているかも。
e0001534_11563670.jpg
敷地外部が延長する形で分棟化された建築の間の広場となっていて、昼でも治安が悪く外で遊ぶ事の出来ない子供達にとっての遊び場とし、またあえて真っ白な外装で(このエリアだと途端に落書きされてしまう)周辺住民が互いに協力し合って維持するにようにすることで、地域全体がこのアートセンターを中心としてコミュニティを再形成するような状況を生み出したとのこと。

e0001534_11565375.jpg
卒業設計以来、建築単体が如何にして都市構造(Urban fabricと書いた方がしっくりきますね)に影響を与えられるのかという事に興味を持っている自分としては、はっとさせられる点が沢山あって非常に刺激的な展覧会でした。まだ始まったばかりで、恐らく来年1月くらいまで開催されていると思うので、是非。
あと、他にも撮った写真をFlickrにアップロードしました。
[PR]

by hirano-eureka | 2010-11-05 11:58 | 建築チクチク