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2014年 02月 20日
Shooting into the sun
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by hirano-eureka | 2014-02-20 21:50 | その他
2014年 02月 20日
Reflection, Refraction
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by hirano-eureka | 2014-02-20 21:48 | その他
2014年 02月 18日
ふたたびのニューヨーク
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ニューヨークを引き上げて日本に帰ってきたのがちょうど一年前のこの時期でした。それから一年経って、不思議なことに今またニューヨークに戻ってきています。

実は研究の助成金を獲得したので、それの調査のために来ているのです。
この研究、「建築における出版の意義、可能性の研究」をテーマに、海外の建築理論・批評誌を調査するという内容で、当初は世界中色々な地域をまわる予定だったのですが、あまりお金を貰えなかったので今回は寒波の影響で航空券が底値をついているニューヨークに絞って調査をすることになった訳です。20年ぶりの大寒波とだけあって航空券、ホテルともに普通ではあり得ないくらい安くはなっていたのですが、以外に寒くはなくホッとしています。
一週間かけてニューヨークを拠点に出版をしている大小いくつかの建築理論・批評誌の編集者と、教育機関の学部長にアポをとってインタビューをおこなう予定です。プリンストンにも戻って、自分が卒業して直後にDeanに着任したAlejandro Zaera Poloにもインタビューしてきます。

今回のリサーチにはきっかけがあります。現在東大の建築から建築理論・批評をテーマとした季刊誌を出そうという計画が進行中で、これは元を辿れば昨年自分がまだNYの事務所にいたときにジェシーが小渕さんと打合せで「日本には以前は建築文化とかSDのような雑誌があったのになくなってしまって、それをなんとかできないだろうか」と言っていたのが事の始まりなのですが、実際に出版を始めるにあたってどのような方向性でやるのかを見極めるためにも他の事例を調査しようということになったのです。

広義には「建築とメディアの関係性の研究」といえると思うのですが、これは偶然にも自分が博士に入る時になかばでっち上げたテーマと字面が一致するのです。当時は「メディア」を建築に投影された映像として、それがどのように建築の形態への影響を与えるのかということを念頭に「建築とメディアの関係性」というキーワードを使っていて、今回の意味とはズレているのですが、何かうまく両者を接続することは出来ないかと考えています。このテーマについて、また偶然にもプリンストンのBeatriz Colominaが「マスメディアと近代建築」や「Clip Stamp Fold」などで取り扱っていたりと、不思議に繋がっていたり。

インタビューを英語はおろか、日本語でもやったことがないんで不安でいっぱいではありますが、何事も経験が大事、色々挑戦してきたいと思います。
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by hirano-eureka | 2014-02-18 11:17 | 最近の行動
2014年 02月 03日
Japanese Junction 2013-14について
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展覧会も終わり、少し一段落した感があるので久々の更新を。
昨年帰国後ディレクターに就任して一回目のJapanese Junctionが無事終わりました。会場がなかなか決まらずお金もなくハラハラし通しでしたが、会場を二社から提供してもらい、またお金についてもスポンサーから協賛してもらえたのとさらに助成金をもらえたので、会の運営の安定化を第一目標にディレクターに就いた自分にとっては一歩前進させることができたように思います。
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ここで少し今年のJJ展を振り返ってみたいとおもいます。
今年の一番の特徴としては、コンピュテーショナル・デザインを用いて素材のあり方に焦点をあてた作品の増加が挙げられます。デジタル技術を応用した作品はすでに例年多く見られていましたが、今年はデジタル技術を単なる形態操作に用いるのではなく、木目をスキャンしその画像を処理してロボットアームの加工に反映させたり、カーボンファイバーを編み込むことによって構造体を作る試みなど、素材の特性や環境などの従来デジタルで扱う事が困難であったアナログ的な要素の設計パラメータへの応用を試みた作品が目立ちました。
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数年前に東大で開催された世界建築教育シンポジウムで、山本理顕を筆頭に日本の建築家達が「デジタルだとスケールが把握できないし形態遊びに陥るから良くない。やっぱり模型が一番」といった旨の主張を繰り返したのをはじめとして、国内では議論がデジタルvsアナログという短絡的な二項対立に陥っていた感があります。そんな二項対立を越えるような思想が成長してきたように思いました。
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新居千秋氏、今村創平氏、小渕祐介氏、長坂常氏をお呼びして開催した講評会でもそのあたりに議論が集中していました。今村さんが新建築の二月号に展覧会の紹介記事を寄稿されていますが、そちらでも同様の内容でそれぞれの作品を解説されています。
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講評会については、以下のリンクより録画を視聴することができます。当日Ustreamする予定が、会場のネット環境のトラブルで出来ず、スタート時間を大幅に割り込んだため冒頭の挨拶でかなりテンパっている自分が出てきます...

Japanese Junction 2013-2014講評会

前半)http://youtu.be/up3Nnxh8774 後半)http://youtu.be/TU2cJGuWIgA

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2010年から始まったJJ展ですが、3回の開催を経て、一般にも広く認知される展覧会になってきたように思います。そしてディレクターが交代したこともあり、今までの開催で得られたリソースをどのように活用するかも考えてゆくべき段階に入ったように感じています。
過去三回の展覧会の開催で10カ国20校から合計58作品が展示され、それに合わせてJJ展出展者のネットワークも大きく成長しました。この中にはJJ展への参加後様々な活動を始めている人が多くおり、彼らの活動を紹介できるプラットフォームを作れないかと考えたのが今回初めて開催したEmerging Trajectoriesの企画のきっかけでした。
Emerging Trajectoriesは海外での留学を終え、現在国内外で独自の活動を行っている若手建築家の思想を紹介する展覧会です。留学前、留学中、そして現在の作品を展示することで、三つの時代の作品を通して彼らの思想がどのような「軌跡」(Trajectories)を辿って変化したか、そして何が一貫して核としてあり続けているのかを表明するような展覧会となっています。
JJ展は留学中の学生のスタジオでの作品を展示し、現在世界においてどのような建築思想・教育が進行中であるかを考察する展示であり、ある意味「点」の展覧会であるとすると、ETはそれぞれの出展者がどのように自身の思想を変化させてきたかという「線」の展示であるといえます。この「線」の展示によって、JJ展では見せることの出来なかった、留学がもたらす思想への影響や葛藤を知ることができ、日本と世界の建築の関係を考える上でより広い視点の提供が可能になると考えています。

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会場はドイツの台所機器メーカー、ミーレの表参道ショールームで、隈さんの根津美術館の交差点を挟んでお向かいにあって、しかもインテリアは隈さん設計という空間でした。ギャラリーなどの展示空間のようなニュートラルな空間ではなく、製品の展示されているショールーム、しかも建築家デザインというかなり「色」のある空間で、どのように展示をするかというのが非常にチャレンジングでしたが、それぞれの出展者が自身の方法をもってそのような特異性を逆に自身の表現に活かすような展示が成功したように思います。
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三階に展示した阿部さんは、オーブンに模型を入れたり、会場の備品のスプーンや器などを即興的に展示に取り入れて独自の世界観を構築していました。アートの分野ではサイトスペシフィックな展示が多くなっていますが、建築の展示、もちろん建築そのものはサイトスペシフィックなものですが、そうではなく建築のアイディアのリプレゼンテーションではサイトスペシフィックなものは殆どないように思います。そういう意味でも今回の展示は意義深いと思いました。
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こちらの出展者の人選については、過去にJJ展に参加したという事以外は特に意図はなく、ある意味「寄せ集め」であるといえます。話が脇道に逸れますが、メタボリズムの成立経緯というのは、メンバーを見ると浅田周辺、丹下研究室のメンバーが寄せ集められていて人選自体に最初から意味があったわけではありませんでした。そういう一見寄せ集めのグループから「メタボリズム」という共通のキーワードが生み出され、歴史に残る日本での建築ムーブメントになったのです。しかし、メタボリズムという言葉に集約される概念自体は、グループを結成する以前から各メンバーに共通して存在していた筈です。
今回の展覧会の出展者も一見特に共通項がない寄せ集めに見えますが、この展覧会、そしてシンポジウムでそれぞれの「軌跡」を探ることによって、それらの軌跡の接近したり交差したりする部分を見出し、全体に通底する一つの大きな流れを炙り出すことが出来るのではないかと考えました。
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Emerging Trajectoriesの関連イベントとして、パリでDGT Architectsを主宰する田根剛氏をゲストとして迎えてシンポジウム「Tracing Trajectories」を東大を会場に開催しました。ET出展者と田根氏に各自の建築思想とその「軌跡」をプレゼンテーションしてもらい、その後プレゼンテーションをふまえてディスカッションが行われ、全員の思想に共通してあった「共有」というキーワードを元に、建築によって何を、どのように、そして誰に対して「共有」することを考えているのかをそれぞれの出展者が答える形式で進行しました。槇文彦が近著「漂うモダニズム」において、現代の建築の状況を、モダニズムという船が無くなり大海原に漂う個人がエンパシー(共感)によって繋がっていると表現しています。そういった状況の中で、我々若手の建築家はどのように「共有」「共感」もって活動してゆくのかを考える機会になったように感じました。
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このシンポジウムについてもYoutubeにて録画を見ることができます。

Emerging Trajectoriesシンポジウム「Tracing Trajectories」

前半)http://youtu.be/Pz2FHcIkJHQ 後半)http://youtu.be/PJXpXOZjRkQ



こんな具合にざっと今年の印象を書いてみましたが、今回初めて展覧会のディレクションをしてみて、本当に多くの議論が一個の展覧会から引き出せることにある意味消化不良に陥ってしまいました。出展者としての参加でなく、全体を俯瞰する立場になると本当に。それぞれ個性、思想の違う作品があれだけ集まっている訳ですから当然ではあるのですが。そういった点でも、年に一回展覧会を開催するだけの活動からもう少し幅を拡げて展覧会から引き出された様々な議論を発展させることができたらなと考えています。
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by hirano-eureka | 2014-02-03 22:30 | 最近の行動