2011年 04月 29日
なんとか、かんとか
e0001534_9362431.jpg
提出一週間前。未だにモデリングが終わらず。
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-04-29 09:47 | 建築チクチク
2011年 04月 11日
Spring Openhouse Exhibition
e0001534_3284429.jpg
合格者向けのオープンハウスが明日開催されるのに合わせて、一階のギャラリーでは過去の優秀作品の展示が行われています。僕らの作品も模型、プレゼンシートともに展示してもらえました。
去年、合格して初めてプリンストンに来たのもちょうどこの日でした。もうあれから一年が経ったのかと思うと感慨深いものがあります。
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-04-11 03:42 | 建築チクチク
2011年 03月 19日
写真
e0001534_8375885.jpg
最近raw imageの加工に慣れてきたからか、自分がシャッターを切ったときにそこにあった空気感が最終的な画像にも反映できる確率が上がってきました。

More
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-03-19 08:45 | 最近の行動
2011年 03月 16日
メタボリズム再考について
こちらに来て意外に思った事の一つにメタボリズムの知名度の高さがある。
前期のHani Rashidスタジオでは、参考資料として東京計画1960を筆頭に、黒川紀章のヘリックスシティなどメタボリズムの一連の計画がアーキグラムと並んで取り上げられ、今回のJesse Reiserスタジオではリサーチ対象としてのみならず、Irreducible Unit(中銀カプセルタワーで言うところのカプセルにあたる、都市、建築を構成してゆくうえでの最小モジュール)の設計がAssignmentとなっていて、またこっちでは皆タンゲ=モダニズムではなくてむしろメタボリストとして認識しているほど、メタボリズムは都市、建築を考える上で避けられない一つの大きなムーブメントの一つとして認知されている。さらに今年はレムがメタボリズムについてのリサーチをまとめた本が出版される予定だし(すでに完成してOMANYオフィスにも何冊か転がってるらしい)、日本でも夏に六本木ヒルズでメタボリズムの回顧展の開催が予定されるなど、メタボリズム再考の動きが俄かに活発化してきている。

個人的には日本にいた頃はあまりメタボリズムに興味はなかったし、こっちでメタボリズムが取り上げられるのも、どちらかと言えばエキゾチズムに根差しているのではないかと最初は思っていたのだが、今期のスタジオで遂にしっかりと向き合わないといけなくなってしまって、色々と「今なぜメタボリズムなのか」を考え、自分なりにまとめてみる事にした。


非常に乱暴な解釈かもしれないが、メタボリズムは個の空間から全体構成への発展の手法と定義できるだろう。ここで念頭にあるのは中銀カプセルタワー、ヘリックスシティ、海上都市などで、いずれもカプセルユニット(個の空間)がコアにプラグインされることで都市が形成されるというアイディアという具合に一般化できる。結局これは中銀カプセルタワー、静岡新聞社(?)、挙句の果てには心斎橋ソニービルのトイレ位しか実現せず、万博という打ち上げ花火が散るとともに脆くも忘れ去られてしまった。

ここからポストモダニズムが狂い咲きし、デコンが一瞬だけ流行り、と色々あるのは飛ばして、90年代の終わりくらいから今に至るまで続いているのが、せんだいメディアテーク、横浜大桟橋を筆頭とした「ネオ」ユニバーサルスペースと呼べる空間の台頭といえる。これはAymptoteのモノグラフのタイトルにもなっている「Flux」(流動性)のあるフラットな、インターネットの発達・普及に影響されてサイバースペースのアナロジーとして生まれた空間で、建築内の様々な機能が別け隔てることなく相対的な関係で共存しているような状態を目指している。ここでは一つの場(全体)が設定され、そこにムラを生じさせることで個の空間が形成される。メディアテークの場合は一枚のスラブが全体を定義し、そこに不定形なチューブがアトラクターとして挿入され、それによって家具の配置にムラが生じ、個の空間が形成されている。

しかしここで問題になるのが、個の空間の弱さである。場のムラによってなんとなくの個の領域を設定できるといっても結局それは全体に従属する形で成立しているため、「強い」個を担保できないのだ。メディアテークではシアター部分の処理にこの問題が露呈している。シアターという音響、照明の点で密閉される必要のある「強い」個の空間は、一枚のスラブに生じるムラによって成立させることが不可能なため、結局カベ(これは当然家具と呼べる要素ではない)を建てて閉鎖空間を作ることで解決を図っている。

たしかにこの流動的な空間の手法は、パブリックな空間を作るという点では優れている。しかし、一方でアナロジーの対象としてあったインターネットは個人が匿名で個を剥奪された存在として参加する場(2ちゃんねる)から、実名でそれぞれが個を主張する場(mixi, facebook, twitter)へと変わり、そういった「多様な強い個」を担保できないこの空間手法ではそもそものアナロジーすら成立しなくなりつつある。

そこで、メタボリズムの再登場である。先にも述べたように個から全体へと発展させるメタボリズムは、そういった「多様な強い個」を担保できる新たな手法を考える上で非常に有用であるのではないかというわけだ。つまりメタボリズムの個-全体、現在の全体-個の一方向の設計から、個と全体を絶え間なく行き来するような手法へのシフトである。
ここで注意しなければならないのは、決して「再興」ではなくて、「再考」であること。メタボリズム自体は確かに個から全体へのベクトルを持った手法ではあるが、個は単一のユニットに還元されていて、「多様な強い個」を担保できるものではないし、また個から発展させてゆくといっても結局のところその個は全体にプラグインされるという点でヒエラルキーが生じている点も指摘できるだろう。そのようなメタボリズムが解決できなかった問題を乗り越えたとき、多様性(多数のパラメーター)を内包しつつも自律性を持った(autonomusな)システムが構築できるのではないだろうか。
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-03-16 13:36 | 建築チクチク
2011年 03月 04日
2011 Spring Studio Report 02
e0001534_1259871.jpg
今の段階で考えていること。あまりちゃんとリサーチをしてるわけではないので多分、色々おかしい所はあると思いますがご愛嬌。誰か英語校正してください。


かつて中央卸売市場は都市における生鮮食料品の流通拠点として、都市の胃袋に入るすべての食材を一手に担い、そこには国内各地からのモノ、ヒト、カネが行き交う空間が展開し、都市のエネルギーを表象する場として機能していた。しかし90年代以降、情報技術の発展による産地直送などの市場外流通の増加や、量販店の台頭による市場の価格形成機能の低下により衰退を余儀なくされている現状にある。

Central wholesale market in Japan used be a symbol of the vitality of the city. It was a place where fresh foods, people, and money from all over the country were concentrated, and delivered to the stomach of the city. However, it has been in decline since '90s due to the increase in volume of the online trade in which goods don't need to go through the market, and also due to its weakening price formative function caused by the rise of mass retailers in Japanese market.

現在、世界的な魚介類の消費量の増加やそれに対する漁獲量の減少、さらには燃料価格の上昇により、魚介類の価格は高騰している。それに加え、輸送技術の進歩、空輸コストの低下などにより穀物や大豆などでのみ起こっていた国際的な資源獲得競争が生鮮食料品についても同様に起こりうる状況となっている。現に現在日本に流通するマグロの多くは空輸で輸入され、また過去数年の築地市場におけるマグロの最高落札者は中国系のレストランとなっている。

Today, the price of fish in the world has been rising sharply because of the increase of fish consumption throughout the world, and the declining catches by contrast. There's likely to be a global competiton for fresh foods as the technique and the costs of transportation develop, just as there is a harsh competition for grains and soybeans.
In fact, the ratio of tuna fish shipped by air is getting higher in imported tuna fish in Japanese market, and the annual highest bidders for tuna fish in Tukiji Market in past few years are all Chinese.

現在、東京都は築地市場の豊洲への移転をほぼ決定している。しかし外国人観光客を惹きつける強力な観光スポットとしての築地市場の役割や、世界の中心としての市場になりうる要素を新市場は持ち合わせているのだろうか?

The Tokyo Metropolitan Government is currently planning to relocate Tsukiji Market to Toyosu area. However, would the new market be a strong tourist attractin like the current market is? Does it have a potential to play a role as the center of the global economy?

ここでは築地市場と神奈川県川崎中央卸売市場機能を統合し、第四滑走路、国際ターミナルの増設によりアジアのハブ空港としての地位を狙う羽田空港と直結した都市としての市場を計画する。
ローカルな存在としての卸売市場は、世界からモノ、ヒト、カネが入り乱れる大都市における「市場都市」として再び躍動を始める。

In this project, the functions of Tsukiji Market and Kawasaki central wholesale market will be merged, and connected directly to Haneda International Airport. The market will regain its vibrancy as a center city of the global economy.

[PR]

# by hirano-eureka | 2011-03-04 13:03 | 建築チクチク
2011年 03月 01日
2011 Spring Studio Report 01
e0001534_1619179.jpg
ご無沙汰しています。Studio Reportはファイナルレビュー分を残して次のスタジオが始まってしまい完全に更新の機を失ってしまいました。今は現在進行中のスタジオで頭の中がパンク状態なので、セメスターが終わって落ち着いてからまとめて書ければと思います。なんだか尻切れ状態で申し訳ないです…

さて、2月の頭から新しいセメスターが始まったのですが、スタジオはJesse Reiser担当のものを取っています。Jesse Studioは超人気で8人が定員のところに15人も希望したそうですが、何とか無事選ばれました(皆日本に行けるというのが魅力とのこと。まだまだ日本はCoolな、憧れの国のようです)。彼のスタジオはJapan Studioといって2006年まではSANAAが担当していたものを彼が引き継いでいるのですが、メタボリズムの再考を一つの大きなテーマとして、毎年東京を敷地としてプロジェクトを行っています。

e0001534_16194541.jpg
昨年は東京湾のアクアライン海上を敷地として東京計画1960の再考を軸に進められていました。今年は羽田空港の多摩川を隔てた対岸を敷地に、マイクロシティの設計が課題になっています。あと特筆すべき事として、合同スタジオ形式でコロンビア大、東大をはじめ、Pratt Institute、大阪産業大、中国の精華大も同一テーマでスタジオを進めていることがあります。レビューでは全大学のスタジオが一同に会し、さながら天下一武道会の様相を呈する訳です。コロンビアは梅本奈々子が、東大側は最近AAのDRLから東大に移籍してきた小渕祐介が担当しているとのこと(ちなみに彼は数少ないプリンストン建築出身の日本人の一人)。

今回のスタジオの一つのテーマとして都市全体を巨大なカプセルの中に封入するバックミンスターフラーの計画を仮想敵に、外部と内部が曖昧な状態でありながらもAutonomus(自律的)な都市システムの構想が挙げられているのですが、3つのAssignmentがその足がかりとして与えられています。

e0001534_161931100.jpg
一つはKnotting systemの発展。これは結び目理論のダイヤグラムなどをリファレンスとして、紐を結ぶことによって生まれる結び目の中の紐同士の関係性に着目して空間構成のシステムに発展させてゆくというもの。
次に過去のユートピアのリサーチ。これには前回のHani Studioでも取り上げられていたArchigramのWalking City, Living pod, 菊竹清訓のスカイハウスに加えシャルルフーリエのファランステール、果てはディズニーランドがリストに挙げられていて、その中から各自一つを選んで、それぞれのユートピアがどういったヴィジョンを持っているのか、そしてそれを成立させるためにどのような手法を用いているのかを読み解く事が要求されています。僕は一番ゲテモノのディズニーランドを選択しました。
最後にIrreducible unitの設計。これは例えばメタボリズムのカプセルのような、都市における最小単位とはどのようにあるべきかを具体的に詳細まで詰めて設計するというもの。

これら3つのAssignmentを同時並行で進め、最終的にはすべてを統合して都市の構想に結び付けてゆくというのが今回の一つの大きな流れです。

前回のスタジオは一つ一つステップを踏みながら全体像から徐々に細部に詰めてゆくというプロセスでしたが、今回は上を見ても分かるようにいきなりすべてのスケールに手をつけて、それぞれの間を行ったりきたりしながら詰めてゆく真逆の形式で、そのあたりJesseの思想が反映されていて興味深いです。アトラスを読んでも分かるように、彼はトップダウンで一方通行の設計プロセスに真っ向から反対していて、つまりダイアグラムからそのまま建築が立ち上がってゆくようなものはありえないと。様々な地点を行ったりきたりしながら、また様々な思想(パラメータ)を積極的に取り込んでいくことでこそ、包容力のある豊かな建築が可能ではないのかというのが彼の主張(だと僕は勝手に解釈しています)。
京大では高松先生にSimplicityを叩き込まれた自分としては全く異質な思想の元、設計を進めているわけですが、Simplicityを学んだからこそ産み出せる何かがあると信じて、今夜もせっせとスタディ模型を作っています。



あ、そういえば3月12日~18日にスタジオで東京、京都へ行きます。3月14日に東大でMid Reviewをします。あと各大学の指導教授が一同に会する機会に合わせてシンポジウムも開催されるそうです。

[PR]

# by hirano-eureka | 2011-03-01 16:22 | 建築チクチク
2011年 02月 03日
2010 Fall Studio Report 03
e0001534_1347559.jpg
さて、前回の都市リサーチから出てきたアイディアが、一本のチューブが機能や環境に応じて様々な形態に変化してゆき、さらにはそれぞれのチューブが絡み合うことでネットワークを形成してゆくというものでした。

e0001534_13473628.jpg
ここから色々スタディを進めて、最終案のプロトタイプになったのがこちら。
e0001534_13475472.jpg
e0001534_134849.jpg



上の5つの基本形態の間を徐々に変形してゆきながら続いてゆく一本一本のチューブを合計で9本並べ、それらに局所的に拡大、捻り、曲げの変形が加わることでお互いに絡み合っています。
e0001534_13482211.jpg
e0001534_13483331.jpg
e0001534_13484177.jpg
単純な紐が絡み合うのとは違って、ここではそれぞれのチューブの異なる形状が絡み合っているため、時には噛み合ったり時には並列するなど、多様な関係性が作られ、それが最終的に秩序によって無秩序を産み出すシステムとして都市に適用できるのではないかというのがこの段階での狙い。




動画はクリックしてYoutubeへ飛んでもらえれば高画質で見れます。

プラン方向やエレベーション方向での断面ムービーを見てもらえればそれぞれのチューブが様々な形で絡み合い複雑な関係を作り出しているのが分かると思います。
e0001534_16473085.jpg
3Dプリントでのモデルも要求されていたのでこのような形でシステムの一部分を取り出して製作しました。これがはじめての3Dプリントだったので果たしてどこまで細かいパーツがプリント可能か把握できていなくて少し野暮ったい感じになってしまったのですがそれはご愛嬌で。

これを二回目のピンアップで見せたのですが、高性能のエンジンと遺伝子とのハイブリッドのようななんともミステリアスな感じでいいねとハニは気に入ってくれたのですが、ここから如何にして現実的な都市に落とし込んでいくかを重点的に指摘されました。この時点ではチューブの基本形態には特に機能的根拠はない状態で、さらにこのシステムが水平方向に展開されるのかそれとも垂直かもまだ定かではなかったので、そのあたりを詰めながら発展してゆくことになりました。
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-02-03 13:52 | 建築チクチク
2011年 01月 05日
Happy New Year 2011
e0001534_1121577.jpg
あけましておめでとうございます。
昨年はコンペ、留学開始と慌しい一年でしたが、今年はそれをさらに上回る慌しさになりそうな予感が新年早々しています。
ともかく、今年もブログをよろしくお願いします。
[PR]

# by hirano-eureka | 2011-01-05 11:58 | 最近の行動
2010年 12月 19日
Winter break!
e0001534_12291080.jpg
スタジオが終わりました!
まだTerm Paperが二つと、プロジェクトが一個残っていてどれもなかなかスケジュールがタイトなので、気が抜けない状況がしばらく続きますが、兎に角冬休みに入りました。セメスタ自体は来年一月いっぱいまであるのですが、来年は基本的に講義はなく、Term paperとあとThesisの手伝いがメインになるようです。
スタジオに関してはまた時間を見つけてまとめて書ければと思っています。今はとりあえずスタジオの事は忘れて少しゆっくり過ごしたい気分です。
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-12-19 12:29 | 最近の行動
2010年 12月 09日
Make it work...
e0001534_8293019.jpg
Work, work, work....

続き。
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-12-09 19:00 | 建築チクチク
2010年 11月 14日
Intense, intense...
e0001534_10392231.jpg
Fall breakがいつの間にやら終わって、またスタジオに追われ、平均睡眠時間が4時間を切る毎日です。
行きたい場所、したい事、色々あったはずなんですが、Contemporary Facade DesignのPaperに一週間のBreakほとんどを潰され叶わず、書こうと思っていたスタジオレポートも途中まででレビューまでの経過をカバーできずじまい。ただハロウィーンは先輩とNYのHalloween Paradeに行ったり、あとリンカーンセンターへバーンスタインのコンサートを聴きに行ったり(偶然UICの篠元君とばったり笑)、また初の英文paperもロジックは破綻しているものの、結構自分が学部生以来ずっとなんとなく意識している事が言語化できたという点では有意義で、結果的には充実したBreakを送れたように思います。
スタジオの方もまだ時々相方と意見が食い違ってギクシャクするときもありますが、徐々に軌道に乗ってきている感はあります。Final Reviewまで一ヶ月、毎週(しかもあえて月曜日に!)pin-upと、かなりハードですが、なんとか切り抜けていきます。
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-11-14 10:40 | 最近の行動
2010年 11月 09日
2010 Fall Studio Report 02
e0001534_2274571.jpg
MayaのBlend shapeなどの機能を使って造形するのが前回の小課題の内容でしたが、今回は古今東西の都市計画が載ったリストを与えられ、その中から各自一個都市計画を選び、具体的にその都市がどのように機能するのかをリサーチをし、リサーチ結果を前回の課題で作ったシステムに適用、発展させるというもの。
まだ、具体的な都市を計画する段階ではないものの、少しそれに向かってステップアップしたような感じです。

続き。
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-11-09 02:38 | 建築チクチク
2010年 11月 05日
Paul Rudolf: Lower Manhattan Expressway
e0001534_1215391.jpg
MOMAに続き、同時期にCooper Unionで開催されているポールルドルフの都市計画展へ。
e0001534_12155463.jpg
何も予備知識なしで行ったのですが、マンハッタンとブルックリンを結ぶManhattan BridgeとWilliamsburg Bridgeから伸びる道路を拡張しマンハッタンの東西を貫く幹線道路として、それをハウジングなどが入るメガストラクチャが跨ぐという計画で、ルドルフが1960年後半から70年初頭にかけて提案したものだそう。
e0001534_12163245.jpg
菊竹清訓のソフィテル東京にそっくり。
e0001534_1216759.jpg
橋に接近するにつれて棟がどんどん高層化していくというメガロマニアックな造形は馬鹿っぽいけれど、結構好きです。
e0001534_12164724.jpg
e0001534_1217154.jpg
模型は巨大で迫力があるし、ドローイングもルドルフ独特の一点透視図法とハッチングで丹念に描き込まれていて見応えはあったのですが(図面類はレプリカ)、なぜ今ポールルドルフを再び取り上げる意義があるのかがいまひとつ掴めず。こうして模型を見ていても、住居からガレージ、高速道路までの過程が直結されたライフスタイル、各ユニットに均等に太陽光を取り入れるシステムなど、どれも前時代的な、もはや使い古されたコンセプトしかないように思うのですが。
今は亡きヘイダックがまだ健在していたらこんな展覧会はやらないのだろうな、と思いながら会場を後にしました。
最後にムービーを。

[PR]

# by hirano-eureka | 2010-11-05 12:19 | 建築チクチク
2010年 11月 05日
MOMA: SMALL SCALE BIG CHANGE
e0001534_11541889.jpg
MOMAで行われている企画展「SMALL SCALE, BIG CHANGE」に行ってきました。
これは建築単体が地域、社会の構造をどのように変容させる事ができるかというテーマの展覧会で、合計9の世界各国から集められた計画事例の紹介が主な内容。展示物としては模型、写真、図面、ビデオときわめてオーソドックスでしたが、いやはや、読み込んでゆくとこれがかなり面白い。どのプロジェクトも背後に非常に特殊な状況、しかも一見すると建築単体ではどうしようもないような問題を抱えているのですが、それに対して極めて建築的な解答がなされています。しかも中には思いもしないようなアクロバティックな方法もあって、そんな事ができるのか、と膝を打ってしまうようなものも。

個人的に良いなと思った作品を3つ以下に紹介します。

e0001534_11544469.jpg
バングラディッシュの小学校。現地の建設技術(日干しレンガ組石造?)を踏襲しつつも、基礎構造や湿気の防止のために基礎と壁体の間にプラスティックシートを敷設したりと改良を加えながら作られたそうです。こういったローコスト建築は空間的にはちょっと・・・となっている場合が殆どですが、これは空間にも非常に面白くて、各教室の脇に胎内空間のような、何とも不思議な児童の遊び場が付随していたり、全体的な佇まいも良い。
e0001534_1155367.jpg
図面も何とも言えない味わい。
あと、これ設計者はオーストリア人の女性なんですが、これは彼女の修士設計らしいです。卒業後、実際にバングラディッシュのNGOに提案して、自ら建設資金を募り、実現したものとのこと。凄い・・・たしかArchiprixで見たような気がするんですが、どうだったかな・・・そういった背景もあってか、この小学校が建てられた地域では人々の建築に対する関心が高まり、また周辺地域の建築の一つのスタンダードとなっているとのこと。

e0001534_11552264.jpg
こちらはベネズエラのスラム化したエリアにロープーウェーを通すという、話だけでは荒唐無稽なプロジェクト。
e0001534_1155453.jpg
このスラムは山の急な傾斜に張り付くように形成されていて、住民達は ある都心部へロープーウェーを設置することで、スラムから容易に都心へアクセスする事が可能とし、より多くの住民達が都心部で職を得る事ができるようになり、最終的にはスラム全体の治安問題や貧困の解決に繋がるというもの。
またそれぞれの駅にはスポーツセンターなどのプログラムが付随し、コミュニティセンターとしての機能も果たしています。日本で「コミュニティセンター」というとなんか嘘っぽさが漂ってきますが、このような地域だと説得力がありますね。
e0001534_1156191.jpg
個人的にはこのプロジェクトが今回展示されていた中では一番感心しました。プレゼンも非常に明快でうまい。

e0001534_11561899.jpg
これはロサンゼルスのダウンタウン近郊の貧困層の居住エリアに、芸術に触れる機会のない貧困層の人々がアートに触れられる施設を作るというプロジェクト。
設計はフランクゲーリーの元パートナーらしいです。確かに、言われてみれば造形が似ているかも。
e0001534_11563670.jpg
敷地外部が延長する形で分棟化された建築の間の広場となっていて、昼でも治安が悪く外で遊ぶ事の出来ない子供達にとっての遊び場とし、またあえて真っ白な外装で(このエリアだと途端に落書きされてしまう)周辺住民が互いに協力し合って維持するにようにすることで、地域全体がこのアートセンターを中心としてコミュニティを再形成するような状況を生み出したとのこと。

e0001534_11565375.jpg
卒業設計以来、建築単体が如何にして都市構造(Urban fabricと書いた方がしっくりきますね)に影響を与えられるのかという事に興味を持っている自分としては、はっとさせられる点が沢山あって非常に刺激的な展覧会でした。まだ始まったばかりで、恐らく来年1月くらいまで開催されていると思うので、是非。
あと、他にも撮った写真をFlickrにアップロードしました。
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-11-05 11:58 | 建築チクチク
2010年 10月 28日
Midterm Review Finished.
e0001534_15174960.jpg
Pretty exhausted...
[PR]

# by hirano-eureka | 2010-10-28 15:30 | 最近の行動