2010年 10月 12日
A Real Weekend
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なんとか生きています。なんとかアシンプトート事務所であった二回目のピンアップレビューも終え、久々にゆっくり出来る週末でした。日曜はNYに行って、散歩したり画材屋巡り、あとこっちに来て初めて髪切ったりしてきました。
で、週明け早々トンでもない無茶ぶりを食らってひぃひぃ言っています。
スタジオについてはなんとか時間を見つけて書きたいと思うのですが、さて・・・
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# by hirano-eureka | 2010-10-12 16:15 | 最近の行動
2010年 10月 02日
2010 Fall Studio Report 01
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講義もスタジオも本格的に始まってそろそろ夏休みのあの暇だった日々が恋しくなってきました。
こちらの講義は間に10分休憩を挟むものの、3時間近くあって、その間集中して慣れない英語を聞き取らないといけないのでかなり辛いです。講義の中には会社の業態の違い?(個人経営やパートナーシップ、株式会社)の解説や、建設費を調達する為に銀行から融資を受けてそれの利子がいくらで…といった話が出てきたりして、完全にお手上げになることも。頭痛もちではなかった筈なのですが、最近偏頭痛が激しいです。寝たら治るんですが…

スタジオは要求する量、クオリティ共に日増しに上がってきて、あっぷあっぷしながら進めています。
ハニスタジオはmayaというCGソフトのトレーニングから始まって、ソフトの機能を使って形態を作る課題や過去の作品分析してプレゼンテーションする課題など、それぞれ二週間程度の小課題をこなしながらステップアップしてゆき最後に今回のテーマである新しい都市像の提案にいたるというプロセスで行われています。日本の大学では、少なくとも京大ではこういったプロセスを辿るような課題は無かったのでかなり新鮮です。
さらに今年は二人一組で設計を行うということで、全受講者9人の二年生2人を除いて皆入ったばかりでお互い何も知らないのにペアを組まされました。僕は1年半コースの学生に声を掛けられて組む事に。
最初の課題はmayaの特徴的な機能の一つであるBlend ShapeとDeformationを使って何か形態を提案するというもの。
それぞれの機能を説明しておくと、Blend Shapeは作成した二つのオブジェクトを文字通りブレンド、混ぜ合わせた状態にアニメーションできる機能で、例えば球とキューブを作ってブレンドさせると球が徐々にキューブに変化してゆくようなアニメーションが自動的に生成されるわけです。Deformationはオブジェクトを捻ったり、磁場のように歪ませたりできる機能。これは他の3Dソフトにもある機能ですが、mayaのは形状があまり崩壊しにくいような気がします。
で、mayaを練習しながら方向性をディスカッションして、お互いチューブが絡み合うようなのがいいよね、となったのですが、そこからが問題。
お互いセンスが合わないんですね。相方の作る形は正直僕の感覚には合わず、僕がやってることは相方にはちょっと過剰に見えるらしい。ただ知り合ったばかりで本音を飛ばしあうこともできず、僕も英語の壁に阻まれてなかなかうまく自分の考えを伝えられない。さらに困っているのが、Desk Crits(日本でいうエスキスチェック)に来たアシンプトートの所員(ハニ本人は課題説明以来いまだ来ず…)に二人で話して決めた事以外のことも勝手にべらべら喋って、僕に来た質問も僕が答えようとする前に勝手にまったく違ったことを話してしまうこと。なので、議論がまったく違った方向に行ってしまい、あまり参考にならなくなってしまうことがしばしば出てきています。まぁ悪気があってやっているわけではないのでしょうし、僕の英語能力の低さも原因の一つである事は確かなので仕方ないのですが、しかし困っています。
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そんなこともありつつも何とか先日最初のPin up Review(小講評会)用の作品を完成させました。一応、チューブがチューブと認識できない形状に変化してゆくという僕の考えと、チューブにこぶを作ってゆくという彼の好み両方を取り入れるのにはうまくいったのですが、個人的にはもっとチューブ同士を絡ませて列で並んでいるような感じは避けたかったし、もっと最終的な形状をうねらせたかったのですが、そこはうまく意識の共有が行えず、妥協してしまいました。で、Pin upではその二点どちらも指摘されてしまい、これはかなりへこみました。
そんな感じでスタジオ最初の一週間は終わり、今は次の課題に取り組んでいます。
今回は、課題説明資料にリストアップされた過去の都市計画を一人一案ピックアップして、リサーチ、その都市がどのように機能しているかをダイアグラムで表現し、それを抽象化、発展させ、最初の課題で作成した形態に適用せよ、というもの。リストにはコルビュジェのヴォアサン計画、MVRDVのPig Cityをはじめとして磯崎新の空中都市、丹下健三の東京計画、黒川紀章のHelix Cityなどもピックアップされていました。
相方はアーキグラムのプラグインシティ、僕はコンスタンのニューバビロンを選択。
ようやくリサーチも済みダイヤグラムも書き上げ、週末で何とか最初の案に応用、発展させようとしているところです。週明け月曜にはとうとうハニ本人がDesk Critsに来るとのこと。
慣れない環境、相手でなかなか設計そのものにまで思考が及ばなくなりがちですが、踏ん張っていきます。
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# by hirano-eureka | 2010-10-02 11:33 | 建築チクチク
2010年 09月 21日
スタジオ開始。
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とうとうスタジオが始まりました。

今期の顔ぶれは、
David Adjaye
ASYMPTOTEのHani Rashid
Mario Gandelsonas
LTL studioのPaul Lewis

とにかく凄い面子が揃い踏みといった感じです。

それぞれの課題の概要をざっと説明すると、

アジャイスタジオは"Producing Producers"というテーマでメキシコのユカタン半島を敷地に設定し、プログラムを各自自由に想定し設計するというもの。スライドではマヤ文明の遺跡のレリーフとフランクロイドライトの作品で用いられるパターンの類似性が指摘され、ヴァバキュラーなものをどうデザインに取り込んでゆくかが一つのメインテーマであるとのこと。アジャイスタジオの特色の一つとして例年その地に関わりの深いアーティストを招いて協働してもらっているそうで、今年は彫刻家のJorge Pardoとの協働になるらしい。

続いてハニスタジオは"Zero All Data: Cities from the ground up"というタイトル。これだけ聞いてもなんのこっちゃという感じですが、よは全く新しい都市像をゼロから提案しろという、とんでもない課題。具体的な敷地は設定禁止!スライドではアーキグラム、東京計画、空中都市からブレードランナーまでさまざまな都市像が紹介され、最後に最近話題のマスダールシティが映され、「こんなのはダメね。全く新しい都市像を!」といった具合。

マリオスタジオは中国蘇州においてInter mobile center(自転車から車、公共交通に乗り換える施設)を設計する課題。中国のTonji universityと協働でリサーチをするそうで11月の休みに一週間程度現地でリサーチをし、知事に提案を行なうとのこと。かなり実践的な都市リサーチスタジオのようです。

ポールスタジオはニューヨークの州立大の近くのWashington Squareに小学校を設計するというもの。敷地には現在IM Pei設計のビルが建っていて実際に再開発の計画が上がっているそうで、そういったものをふまえながらどのような再開発が出来るかも含めた提案が求められているらしい。このスタジオはIntegrated Building Studioということで、構造環境エンジニアとの協働で設計を進めていくとのこと。

で、この中からどれか一つを選ぶ訳です。アジャイにするか、ハニラシッドにするか、かなり悩んだのですが、今までやった事のないようなChallengingなものをということで、えいやとハニスタジオにしました。

最初の三週間はひたすらMayaを叩き込まれて、そこで得た技術を応用しながら設計をすすめてゆくとのこと。課題テーマから、プロセスまで、何から何まで未知の領域ですが、がんばっていきます。
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# by hirano-eureka | 2010-09-21 00:21 | 建築チクチク
2010年 09月 12日
小春日和
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もうすぐでこちらでの生活が始まってから二週間になる。
あまりにも多くの新しい経験がありすぎて、もうすでに二ヶ月くらい居るような感覚でいるのですが、時々日本とスカイプで話をすると、向こうの生活は殆ど変化していない事に気づかされて、時間の経過感覚が補正されるような具合です。

セメスター開始が迫るにつれて寮にも人気が出てきました。建築のクラスメイト達も続々と集まりつつあります。当然建築同士でつるむ訳で、寮の地下にあるD-barという大学運営!のバーに夜な夜な繰り出しては、他の学生も交えてわいわいやっています。
そういった感じで人付き合いが始まってくると、今まで殆ど見えていなかった文化の違いというものがふとした瞬間にあぶり出されてきます。今のところ建築の同期は皆欧米系でアジア系はいないのですが、そうしたこともあってか、その時々垣間見える文化のギャップが結構大きく感じられて、その度に気分が浮き沈みするような状態に。
おそらくカルチャーショックの第二段階に差し掛かったのでしょうか。ここからはあまり詰め込みすぎないようにマイペースを意識してやっていかないと。

プリンストンでは先週は少し残暑で暑い日もあったのですが、最近はどんどんと秋めいてきて、非常に気持ちのよい天気が続いています。なので今日はキャンパス内の広場のベンチでサンドイッチ片手に半日読書していました。なんと優雅な。
読んでいたのは日本から持ってきた、岡倉天心の「茶の本」と、江藤淳の「アメリカと私」
「アメリカと私」は筆者がリサーチフェローとして二年間、プリンストンに留学していた際の体験談をまとめた物なのですが、筆者の心の機微が非常に正確なタッチで描かれ、単なる体験談にとどまらずそこから文化論にまで昇華してゆくような内容です。アメリカに留学する学生にとっては必読書とも言えるのではないでしょうか。
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# by hirano-eureka | 2010-09-12 14:21 | 最近の行動
2010年 09月 07日
無印とユニクロと紀伊国屋とトンカツと。
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昼過ぎに昼寝をして起きたら12時をまわってました。まだ時差ぼけが残ってるのを認識。

週末は予定通りNYへ。どうしようもなくちゃちいプリペイド携帯を買ったり、アップルストアで新しいipod touchがないか見たり、紀伊国屋とかユニクロや無印で買い物をして、あとはひたすら歩きまくってました。

無印はこっちではかなりファッショナブルなブランドとしてウケているらしく、MOMAのデザインストアにもMUJIコーナーがあるほど。SOHOのMUJIに行ったら大小さまざまな化粧品詰め替えの透明なボトルが並んでる棚の前で皆「These are so cute!」と大はしゃぎしてました。日本人としては結構衝撃。値段も結構衝撃で、円高の影響もあるのかもしれませんが、日本の1.5~2倍していました。小さな目覚まし時計とか44ドルもしたら誰も買わないよ!

一方ユニクロは日本と殆ど値段に差はありませんでした。こちらも大にぎわいでレジには行列ができていました。別に品揃えは一緒なんでしょうが、アメリカに来るととたんにユニクロが超オシャレに見えてきます。これはもう感覚が麻痺しはじめているということなんでしょうか。

あとはニューヨークに進出している唯一の日本の大型書店である紀伊国屋に行ってきました。今はニューヨーク公立図書館の前にあるのですが、父の話だと昔はロックフェラーセンターのスケートリンクの向かいという超一等地に店を構えていたそうな。本当に日本がイケイケだった時代の話です。
店は3フロアあって、雑誌から実用書まで、基本的に品揃えは日本国内の本屋とくらべても遜色がありませんでした。日本製の文房具も取り扱っていたり、建築コーナーもあります。ただa+uに貼ってあった48ドルの値札には目玉が飛び出そうになりました。こちらも無印と同じく、定価の1.5倍くらいします。
こちらでは「ニューヨーク便利帳」という現地在住の日本人向けの情報誌を買って、そのあと3Fにあるカフェでコーヒー飲んでだらだらしていました。カフェにはおにぎりや、シャケ弁当、トンカツ弁当などが置いてあります。おもわず手が伸びてしまいましたが、まだ日本食シックになるには早すぎると、無難にサンドイッチを購入。

ただその後、プリンストンに戻ってから、興味本位で大学近くの日本食レストラン(店主は中国人)に入ってトンカツ定食(Tonkatsu - deep fried pork-という表記!)頼んだら、肉の厚さが3mmで草履みたいにでかいのを5mmピッチでカットした「トンカツ」が出てきて、泣きそうになりました。興味本位でも怪しげな日本食レストランには入っちゃ駄目です。TONKATSUを食べてから胸焼けが酷くて胃の調子がしばらく悪くなってしまいました。

と、こんな具合で最初の週末は終了。明日からはとうとう英語プログラムが始まります。一日4時間英語漬けでなんとか来週のテストは乗り越えられるのか。
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# by hirano-eureka | 2010-09-07 14:44 | 最近の行動
2010年 09月 04日
My new life begins.
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ようやく少し生活が落ち着いてきました。

NYに着いたのが夜の10時位で、そこから電車乗ってキャンパス内の駅に降り立った頃には12時近くになっていて、当然あたりは真っ暗、人気もまったくない中キャンパスを歩き回るのはなかなか心細いものでした。
なんとか無事に寮にも入れ、煩雑きわまりない事務手続きもほぼ終え、部屋に冷蔵庫も設置して、とりあえず最初の週はなんとかこなせたかなといった感じで、ワイヤレスネットワークに繋げられるようになったノートをベッドに持ち込んで、寝そべって書いています。

寮の部屋は、本来は二人部屋だったのでしょうか、書斎とベッドルームの二部屋があって、正直広過ぎて持て余しています。デスク、ブックシェルフ、クローゼット、衣装棚が作り付けてあって、新たに家具を買う必要は全くナシ。京都の下宿よりも快適です。ただ問題は風呂で、共有のトイレの片隅にシャワースペースが一個だけあって、シャワーはヘッドが完全に壁に固定されているタイプと行った具合。これはなかなか日本人にはキツい。もう早速日本のお風呂が恋しくなってきました。あぁ、湯船につかりたい。こればかりは慣れるしか無いようです。

週末に東海岸を直撃すると言われていたハリケーンも軌道が逸れてしまったようなので、今週末はNYに遊びに行ってきます。多分一人でゆっくり過ごすことの出来る最初で最後の週末なんで。

しかし、こっちで生活を始めてまだ3日と経っていないものの、普通に生活するだけでこれだけあっぷあっぷなのに、そこにさらに本業である建築の勉強ができるのか、かなり不安です。こっちに来てからは本を読んでも全く頭に入ってきません。うーん、時間が解決してくれるのかな。
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# by hirano-eureka | 2010-09-04 11:44 | 最近の行動
2010年 09月 01日
READY
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READY TO FLY!!!! SEE YOU SOON JAPAN!
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# by hirano-eureka | 2010-09-01 16:32 | 最近の行動
2010年 08月 29日
Good bye Kyoto.
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下宿を引き払い、研究室の机を片付け、鍵も返却して、7年間の京大生活に幕が下ろされました。

三回生の頃、こんな事を書いていました。今となっては何を思ってこんな事を書いたのか分からないのですが、曰く京都は「ぬるま湯」のようなものだ、と。これを書いて半年程して京都に住み始め、そのぬるま湯にどっぷりと浸かりまどろむ事3年。そしてとうとう抜け出す事になった訳です。

でもいざ抜け出して、再び「よそ者」になってしまったのだと考えるとすこし寂しいものです。
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# by hirano-eureka | 2010-08-29 00:58 | 最近の行動
2010年 08月 03日
I will start melting almost immediately.
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暑い。

家に籠ってひたすらヴェンチューリ、ロッシ、ギーディオンと戯れています。大学からきた課題図書リスト読破は怪しい状況に。
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# by hirano-eureka | 2010-08-03 22:30 | 最近の行動
2010年 07月 26日
留学について。 はじめに
ネットを使って何でも検索できる時代になったとはいっても留学に関する情報は散逸していて、MBA留学ならまだしも建築留学となると余程積極的に調べない限り体系的な理解は難しいのではないでしょうか。

留学のスタートラインまでのプロセスを一応一通り終えた身として、これから建築留学を考えている人、興味がある人に、少しでも助けになるような情報をここにまとめられればと思いました。
基本的な知識、スケジュールの立て方、参考にしたサイト、テストについて、提出書類についてなど、自分の得た情報やノウハウを出来る限り全てこれからここに書いてゆきたいと考えています。

今のところ以下のようなコンテンツで進めていく予定です。

基本データ
留学の動機、最初に何をするか
スケジュール
各大学の雰囲気をつかむ
奨学金
TOEFL, GRE
エッセー
推薦状
・ポートフォリオ
2010年受験者ポートフォリオリスト
・出願

(なお僕にとっても留学は現在進行形の事なので、適宜記事や項目は追加、変更します。ご了承を。あと、自分が参考にしたサイト、ブログのリンクもなるべく多く張ってゆきます。特に断りなく張らせて頂くので管理者の方にはご迷惑かけるかと思いますが、お許し下さいませ。リンクを張る事で何か問題がある場合は僕まで連絡を下さい。よろしくお願いします。)
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# by hirano-eureka | 2010-07-26 10:35 | 留学
2010年 07月 12日
佐川美術館
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つい一週間前に、ようやく免許を取りました。
で、初めての遠出で佐川美術館へ。
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屋根は伊勢神宮、柱はパルテノン、と行った具合に色んな要素がごっちゃになっていて、ともすればキッチュになりかねないところを巧く綺麗にまとめていました。
外壁面は木目仕上げのPC板で地面から浮かせていたり、エッジを出していたりと、要所要所で凝っています。
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新しく出来た樂吉左衛門館は本館の意匠を踏襲しつつも、全く異質な空間を作り上げていました。展示室は全て地下に埋められ、壁面はブラックコンクリートになっていて、展示空間としては相当な暗さ。さらにプランはシンメトリーになっていて、かなり異様。

あいにくの雨で水盤もばしゃばしゃになって、全体の本来の雰囲気は掴めませんでしたが、佇まいとしては結構良いな、と思いました。最近こういったタイプの建築を見るとどうしても隈研吾の根津美術館と比べてしまうのですが、こっちの方が押さえるところはきっちり押さえていて大人ですね。
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# by hirano-eureka | 2010-07-12 00:16 | 建築チクチク
2010年 07月 08日
梅田を眺める。
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ビザの申請の合間に建て替えが進行中の阪急百貨店のスカイラウンジへ。
このスカイラウンジ、下層部のデパートと上層を占めるオフィスとの間でオフィス用エレベーターに乗り換える中継フロアになっていて、一般にも開放されています。まだ出来たばかりで認知度も低いためか人も少なくゆっくりくつろげる穴場スポット。
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近くにHEPの観覧車がありますが、梅田の中心地でこれだけ高いところから大阪を見渡せるスポットは殆どなかったので、眺めとしては非常に新鮮。タリーズも入っているので、ぼーっと街ゆく人、行き交う車を眺めながら時間もつぶせます。ほんと穴場なので是非。
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# by hirano-eureka | 2010-07-08 22:33 | 最近の行動
2010年 07月 04日
Princeton SOA Spring Open house
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いつのまにやら留学開始まで2ヶ月になり、ビザの申請に寮の契約、大学のメールアカウントの発給などをこなしてゆくうちに徐々に実感が湧いてきました。そのなかでもPrincetonから来たリーディングリストは見て身が引き締まる思いがしました。このリーディングリスト、入学前の学生に送られる夏休みを利用して読むべき図書をリスト化したもので、日本ではあまりなじみがありませんがアメリカではポピュラーなものらしいです。Princetonは以下のようなラインアップ。

Vitruvius "The Ten Books on Architecture"
Rudolf Wittkower "Architectural Principles in the Age of Humanism"
Adolf Loos "Ornament and Crime"
Sigfried Giedion "Space, Time and Architecture"
Reyner Banham "The Architecture of the Well-tempered Environment"
Le Corbusier "Toward an Architecture"
Aldo Rossi "Architecture of the City"
Rem Koolhaas "Delirious New York"
Mario Salvadori "Why Buildings Stand Up: The Strength of Architecture"
Robert Venturi "Complexity and Contradiction in Architecture"
Robert Venturi, Denise Scott Brown "Learning from Las Vegas"
Robin Evans "Translations from Drawing to Building and Other Essays"

ふむふむ。やはりTheoryを看板に掲げる大学という感じはするかも。
他の大学はどういった感じのセレクションなんでしょう、かなり興味があります。多分かなり大学ごとの色が濃く出ていると思うので。Columbiaだとやっぱり「建築と断絶」が入るのかなぁ、とかMITはジェイコブスとかリンチ、Pennはカーン関係が絶対入ってくるなとか色々想像してしまいます。


さて、オープンハウスについて。


時差ぼけで妙に早い時間に起きてしまい、建築学部の校舎には一番乗り。ガランとしたロビーでぼーっとしていると事務の人が現れてネームタグと色々と書類の入ったバッグをくれて、今日一日のスケジュールを教えられる。後から気づいたんですが、名前がToshikiでなくてToshikoになってた・・・
早く来た人の為に一限目の講義を開放しているから自由に聴講して良いよと言われ、せっかくなので覗いてみる事に。その日は二つ講義があって、一つは普通の建築史の講義だったのですが、もう一つのは建築家としての処世術を教えるという日本ではまずない内容の講義で、興味本位でこちらを受けてみました。

僕が受けた回の講義では、ブロードウェイで俳優をしていて今は建築家のプレゼンテーションに関するコンサルタントをやっているという、いかにもアメリカ!といった感じの経歴の、これまたアメリカ!な体型のおばさんとあとアシスタントのおっさんがゲスト講師として来て、如何にして人を惹き付けるプレゼンができるのかというテーマのレクチャーでした。
これがとにかくもうハチャメチャな講義。プレゼン前の緊張をほぐす方法で、とにかく皆踊れ!と大音量で音楽掛けて踊り狂ったり、とびきり恥ずかしいポーズで奇声をあげろと言われたり。
いや、もちろん凄く勉強になる事も多々ありましたが、あまりにもそのあたりが衝撃だったのでいまいち良く覚えていない(笑。一緒に受けていた学生もちょっとひき気味でした。

ぽかーんとなって教室からロビーに出てくると、テーブルがセッティングされサンドウィッチや飲み物が並んでいて、来たときとは打って変わっていつの間にやら人でいっぱいに。

教授陣、在学生、合格者が入り混じっていて、とりあえず誰に話しかけようかオロオロしていると見知らぬアジア系の人になぜか「君がHiranoか!」と声をかけられる。
聞くと彼もArchinectのMArch受験者スレッドの常連だったらしく、僕のポートフォリオを見ていたそうで、それで名前も覚えていたとの事。そんな彼は学部は建築ではなく化学をやっていたらしいが、GSD,MITにも合格していてどれにするか考え中というトンでもない人間。その日OMAのNY事務所でのディナーがあって、GSD合格者は招待されているからと早々に抜けてゆきました(正直これを聞いた時はさすがに悔しかった)。多分GSDにしたんだろうなぁ。後日issuu上に彼のポートフォリオが上がっているのを発見したのですが、なるほど、これは建築のバックグラウンドなくても受かるわと納得しました。こちらで見れます。

この日驚いたのが、前述の超優秀な彼含め、会う人、会う人皆「Archinectの方ではどうも」という感じで初対面なのにArchinectを通じて知り合っていた事。かなりの割合のアメリカの建築学生はArchinect住民なのか。

ランチ中には京都で一緒に舞妓を追っかけた連中とも再会。皆夏休みにはReiser Umemotoか Stan Allen事務所のどちらかにインターンに行くとのことで、Princetonの教員の事務所であれば給料が大学経由でしっかりと払われる(つまり学生ビザでもOK)という耳寄りな情報を教えてもらう。

ランチも一段落したところで、朝に講義を受けた教室に移動。そこで合格者がPrincetonの全教員にぐるりと囲まれるような形になってStan Allen、Jessie Reiser、Beatriz ColominaからPrincetonのカリキュラムの特色や方針などについての説明を受け、そこからJessie Reiserと個別面談に。特に心配はしていないけれどナナコが英語力をもっとつけろと言ってたから、夏休み中に色々勉強しても良いかもね、と言われる。うーん。あとJapan Studioでは日本人の若手建築家を呼びたいから色々協力してくれとのこと。十数年ぶりの日本人学生として、これはぜひとも貢献したい。

その後は客員でスペインから来ている二人組Mansilla + Tuñónの講演会。あまり日本では馴染みのない名前ですが、a+uとかエルクロには結構載っているので作品だけ知っているという場合が多いかと思います。僕も作品見て「あ、この建築家か」となりました。
内容としては彼らの代表作であるMUSACの紹介が主。こちらに写真が幾つかあります。プランを見る限りではどちらかというと現代日本的、藤本壮介とかに通ずるようなのですが、実際の空間はそこに南欧的な、シザとかモネオの系譜の空間が織り交ぜられていて非常に不思議な雰囲気を持った建築です。
これはPrincetonのPodcastで配信されています。興味のある方は是非。Beatrizと同じくスペイン訛りの英語は辛い・・・

講演会が終わると在学生に引率されて近くのレストランでのピザパーティーへ。
ここではケンブリッジを出て日本語の勉強で東京に一年、そこから建築に興味を持ってアトリエワンでもう一年インターンをしてPrincetonに来たという人に出会う。なんかトンでもない経歴・・・日本語もかなり流暢でした。さらに一人日本のアニメオタクのフィリピン人というのもいて、これまた金沢で数ヶ月日本語の研修を受けてたらしく僕がPrincetonでの生活について色々聞くと「なるようになります」と返してきた。一人も日本人は居ないのになぜか日本語を喋れる人がいるという不思議な状況。

そこからさらに学生の一人が借りている一軒家で二次会。しかしいきなりGAGAを爆音で流して皆踊り始めたのには参った。シャイな日本人にはそんなくねくね踊るのは無理。同じくノレなくて困っていたGSDから来たPhdスペイン人と立ち話をひとしきりして、日付がちょうど変わった頃にホテルへ帰還。
あまりにも沢山の出会い、イベントが一度にどっと押し寄せてきたので、後から思い出してみても本当にあれは現実だったのだろうかと感じてしまうような一日でした。

今回オープンハウスに参加して一番強く印象に残ったのが、集まっている学生の多様性。国はケニアからドイツ、イラク、ネパールまで世界各地から集まっていて、彫刻やっていたり演劇やっていたりはたまた言語学やっていたりとバックグラウンドも多種多様。さすがDiversityの国、アメリカ。当然建築に対するアプローチも全く違う。そんな環境に身を投じて面白くない筈が無い。そこでどれだけ自分はやっていけるのか。もちろん向こうに学びに行く訳ですが、常に自分がどれだけ世界に通用するかを意識してゆきたい。道場破りをするぐらいの意気込みで。
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# by hirano-eureka | 2010-07-04 23:49 | 留学
2010年 06月 16日
Princeton
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4月12日に行われたPrinceton School of Architecture Open Houseに参加するために一週間ほどアメリカに行ってきました。
合格して、行くことはほぼ決めていたものの、Princetonがどんな場所なのか全く知らず(小さい頃に行ったことがあるそうなのですが、記憶が、ない…)こりゃまずいとGSDから正式に不合格の便りが来てから(これがありえないくらい遅かった)急遽スケジュールを組んで飛んだといった感じです。
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New YorkのPenn Stationから南西部に延びるNJ Transitという電車に乗って揺られる事1時間弱、ニューヨークの喧噪とはうってかわってこじんまりとした街にPrincetonのキャンパスはあります。
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構内は非常にゆとりを持って校舎が配置されていて、森の中に建物が点在していると言った方が良いくらいの雰囲気です。こういった感じで彫刻が要所要所に置かれていてじつにオサレ。
京大と比較すると、広さは京大の二倍もあるのに学生数はそれの1/3とのことで、つまり人口密度は京大の1/6!
どうですか、どれくらい広々としているか分かって頂けましたか?

続き。
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# by hirano-eureka | 2010-06-16 00:35 | 留学
2010年 06月 09日
事の顛末
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お久しぶりです。

先週の金曜日にようやくコンペの一次提出を終え、しばらく死んでいました。

で、ようやく回復してきたので、ブログを再開しようとしていた矢先に


「コンペ一時中断のアナウンス」


・・・目が点になりました。なんでも「円滑なコンペ進行」のために「審査を一時中断し」、「提出された図面はすべて開封せずに返却します」とのこと。いや、もう訳が分かりません。
締切直前にも突然審査員が5人増えるとのアナウンスがあって、なんかきな臭いなとは感じていたのですが、まさか一時中断になるとは・・・正直このまま中止になる可能性もあるんじゃないかなと。

二ヶ月の努力をいったいどうしてくれるんだと言いたいです。今はとにかく再開されることを祈るしかないのですが、うーん、なんかなぁ・・・
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# by hirano-eureka | 2010-06-09 00:15 | 最近の行動