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2009年 03月 01日
ヂプロマキョウト
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Diploma × KYOTO '09卒業設計展に初日、二日目と行ってきました。初日は講評会で審査員は内藤廣、古谷誠章、妹島和世、平田晃久で、二日目にあったシンポジウムは五十嵐太郎、長谷川裕子、南後由和が参加と、例年通り豪華メンバーが揃っていました。
まず今年の出展作品の全体的な印象から書くと、まずここ数年の傾向としてあった圧倒的な京大の存在感が薄れ、代わりに立命を筆頭に関大や近大の作品に目を惹くものが増えてきた感じがします。京大の作品は二日目のシンポジウムで五十嵐太郎が「Form giver」と評していたように、例年他を圧する造形力と規模にものを言わせてこの展覧会では上位をほぼ独占してきたのですが、今年は造形で突出したものは皆無に近く、規模に関してもおとなしくなったように思いました。
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で、講評会の結果はというと、最終プレゼンに進出したのは8人中3人が京大勢、最終的には1位を上の写真の作品のうちの研究室の女の子が穫り、二位は立命館の鶴橋近辺の在日韓国人エリアに過去に存在した河の記憶を暗示させる計画、三位は京大といった具合に。
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一位を穫ったうちの研究室の子は学内では二次審査にも進めなかったのですが、諦めずにプレゼンマテリアルの吟味ブラシアップを続け、今回リベンジ。対して学内で最優秀賞を穫った同じくうちの研究室の後輩は今回は最終プレゼンに進めず。一方でアイディア、設計はすばらしいのにプレゼンの完成度が学内の時点ではまだ低かった後輩は今回も間に合ってはいませんでしたがじわりじわりと評価は上げているのでせんだいまでにブラシアップが間に合えば化けてくれるのではないかと期待しています。
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場が変われば評価も一変する。
ただ僕は諦めるな、としか言えない。

by hirano-eureka | 2009-03-01 22:08 | 建築チクチク


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