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2012年 01月 14日 ( 2 )

2012年 01月 14日
Thesis starts
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正月も明けてまたPrincetonに戻ってきました。今まで正月気分でのんびりしていたのが、戻ってきていきなり授業の発表一週間前で現実に引き戻されてあたふたしています。


Thesis Project(修士設計)がスタートしました。本格的に動き始めるのは次のセメスタが始まってからなのですが、Fallセメスタに比べSpringは時間が短い事もあって例年フライング気味で始まるらしいです。
アメリカでは実は卒業にThesisを課す大学は減少方向にあるようで、自分の知っている範囲ではColumbia, Penn, MIT, UIC, Prattなどは既に卒業単位を取得できていればOKという具合になっているそうです。今はThesisやらないで卒業は味気ない!と思っているのですが、そのうちThesisのない大学に行った方が良かったと思えるようになったりして・・・


とまれ、僕も抜けきらない正月気分をなんとかしようとしながらぼちぼち始めました。
PrincetonのThesisのシステムは結構独特で、まず最初に毎年全体のキーワードとして抽象的な単語が与えられ、各自がそのキーワードを基に自身のアイディアを練り、発展させながらプロジェクトを進めていくという形式がとられています。今セメスタは”Useless”で、過去には”Noise”, “Beauty”, “Property”, “Democracy”, “Air”などのキーワードが出されたのですが、これらを見ても分かるように、建築とは直接的には結びつかないようなワードが例年選ばれています。学生がアイディアを練る上での自由度はある意味高いのですが、ともすればとんでもない足枷にもなりかねない、かなり恐ろしい存在です。
で、クリスマス直前に最初の全体ミーティングがあって、そこでThesisの総合ディレクターであるLiz Diller(Diller Scofidio Renfroの)から僕らのセメスタのキーワードが発表されました。

今回のキーワードは”Smart / Dumb”です。

今までは言ってみれば他人事だったので、キーワードを見ても「そっかぁ、面白そうだな」くらいしか感じなかったのですが、いざ自分の事となって、初めてキーワードを聞いたときは頭の中が真っ白になりました。そもそもなぜ今回は二単語なの?どうやって建築に絡めたらよいのかさっぱり分からない・・・
キーワードが発表され、あと簡単な自己紹介をして最初のミーティングは終了。4日後にキーワードに対するレスポンスを書いて提出してね、と。うひゃー、というかぐうの音も出ない。


ところで、Thesisは前述のように総合ディレクターとしてLiz Dillerとアシスタント(所員さん)がいて、彼女が全員の指導や全体の方向性を決めてゆくのですが、そこにさらにAdvisorといって担当教員の存在があります。大体advisor一人につき学生二人の割合でついて彼らもLizと同様に学生の指導に当たり、Lizとは違った視点から批評する事で学生の個性を活かそうという狙いが恐らくあるのでしょう。ともかくかなり特殊な体制が取られています。
Advisorは最初のミーティングで各自希望を提出して、それをもとにLizが独断で決めているそうです。僕は第一希望にJesseを出したのですが、はずれてMOSのMichael Meredithに。スタジオで既に指導を受けた教授にはなるべく当たらないようにするとのことだったのですが、それでもちょっとショックでした。一方で、全く新しい思想に触れるチャンスでもあるなぁと。Michaelは去年まではGSDで教えてて今年からPrincetonに着任したのですが、自分がGSDに行ってたら指導を受けたい教員の一人だったので、巡り巡ってこういう形で指導を受ける事になるとは不思議なものです。これも何かの縁という事なんでしょうか。
ちなみにMichael Meredithの事務所であるMOSはパラメトリックデザインを駆使しつつも独特の雰囲気(野暮ったさと言えばよいのか)を持った不思議な設計をしています。彼らの出世作であるMOMA PS1パビリオンのパラメトリックな形態操作とマンモスの毛皮のようなテクスチャの組み合わせにそれが顕著に表れています。

インタビュー動画を見つけたので貼っておきます。ちょっと変わり者です。
あと、オフィスのページはこちら http://www.mos-office.net/

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で、ついこの間、顔合わせをしにニューヨークに行ってきました。オフィスはハーレムの方にある筈なのですが、なぜか待ち合わせに指定されたのは前のスタジオの担当だったPaul Lewisのオフィス。行ってみるとPaulのオフィスの一角を間借りするような形でMichaelのオフィススペースが・・・どうも恊働でコンペをやっているみたいで、それで事務所を一時的に移転しているのだとか。
とりあえず自分のThesis Proposalやポートフォリオを見せて色々話したのですが、話しててもなんか目の焦点が合ってないような感じだったりと雰囲気がやはり変なのはともかく、彼自身の考え方やセンス自体は自分と合いそうだなと感じました。アーギュメントを組み立てるのに殆どの労力を費やして最終的なデザインがおろそかになってしまいがちなPrincetonのThesisの傾向に対する疑問も共有出来、どういった方向でThesisが進んでゆくかが掴めたので一安心です。


最後に今の段階でのProposalを載っけておきます。正直書いていて自分でも訳が分からなかったりしますが、これから実際に手を動かし始めたら徐々に考えもまとまってくる筈・・・
とにかく、Times Squareで何かやらかしたい、とりあえず今のところそれだけです。

Smart-grid, Smart-phone, Smart-Air conditioner, Smart-Car...etc. Today, Everything seems to be "smartified". As we can see in a phone, which got rid of physical buttons and became a pure abstract plate in past five years, technology has dematerialized, evolved itself in fast pace, whereas architecture has been fundamentally dumb and slow. There is a critical disjunction between technology and architecture.

Times square is the place where this disjunction is excessively deployed in urban scale. Digital signage covers every facade, and separated from the building envelopes so that it can be easily replaced. Here, there is no choice in architectural typology other than decorated shed. Dominating decorated shed in Times Square causes another disjunction between interior and outside space. Because signage panel covers entire envelope of each building except street level, most buildings in the area don’t have any windows on upper floors, thus the interior space is completely disconnected from the street, and many floors don’t have tenants. One Times Square, the highest building in the area, has tenants on only the first three floors and the rest floors are vacant.

This situation in Times Square is occurred because of signage putting emphasis solely on its visuality, which causes dematerialization. However, current research on human interface, led mainly by MIT Media Lab, has been turning its focus on humans haptic or osmatic sense, and it may possible to find an alternative of decorated shed by taking advantage of these latest development in technology. Thus, this thesis will reimagine Times Square through reestablishing a relationship between technology and architecture.

by hirano-eureka | 2012-01-14 21:55 | 修士設計
2012年 01月 14日
JJ Portfolio
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Japanese Junction展は13日をもって終了しました。僕はオープニングにしか行けなかったのですが、twitterなどからの情報を見ている限りではお客さんの入りも上々のようで、安心しました。個人的には京都では何度か研究室の展覧会で作品を展示する機会があったのですが、東京で自分の作品を展示できるというのはまたそれとは違った感慨があります。オーガナイズしてくださった留目さん坂本さんに感謝してもしきれません。

さて、会期が終了したので展示していたポートフォリオのデータをissuuにアップロードしました。
以下のアドレスからご覧頂けます。
http://issuu.com/artitec/docs/jj_portfolio
時間不足や、ポートフォリオ作成に慣れすぎたということもあり若干レイアウト、ページのシークエンスがマンネリ化してしまった感が個人的にはあるのですが、どうでしょうか。

また、今回は展覧会のスポンサーであるGraphisoft社から協力いただいて、BIMxというipadで3Dモデルをウォークスルーできるアプリケーションに自分のプロジェクトのモデルを出力し、プレゼンパネル、模型に加えて会場に設置したipadでもプロジェクトを3次元的に見る事ができるようにしていました。
BIMxモデルも以下にアップロードしたので、ipadを持っている方は是非BIMxをipadにインストールしてモデルの中を歩き回ってみてください。
モデル:http://www.megaupload.com/?d=R5QBNZRU
BIMx公式サイトはこちら:http://www.graphisoft.co.jp/products/bim-explorer/

by hirano-eureka | 2012-01-14 09:43 | 建築チクチク